お金が貯まらない。
何が原因かわからない。
今回の記事では、お金を貯めたいなら絶対にやってはいけないことを7つ紹介します。
これをやっていると絶望的にお金が貯まらないです。
皆さんは無自覚でやっていないでしょうか。
ぜひ確認していってください。
いざです。X(Twitter)、Youtube やってます。
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① 贅沢品のローン買い
やってはいけないこと1つ目は贅沢品のローン買いです。
最初に言っておくと、贅沢は暮らしを豊かにしてくれるし、借金が暮らしを豊かにしてくれることもあります。
ですが、「贅沢 × 借金」を掛け合わせてはダメです。
贅沢をするなら収入の範囲内に収める方がよく、
借金をするのであれば、贅沢ではなく実利のあることに使う方がよいです。
贅沢と借金は、相反するものです。
だからこそ、贅沢品をローンという借金で買ってはいけません。
例としては、住宅ローンやカーローンがあります。
これらの借金をしてもいいのは、
お金を借りなくても買えるだけのお金があるけど、あえてローンを組む場合のみです。
そして、わかりにくいところでは、クレジットカードで洋服などを買うことも贅沢品のローン買いになります。
自分の収入に対して、支出をきっちり管理できていれば大丈夫です。
ですが、カードの決済額が月の収入を超えてしまっている。
こんな状態はまさに贅沢品のローン買いです。
繰り返しますが、贅沢や借金が悪いわけではありません。
あくまで、
自分の収入や資産の範囲内に収まっての買い物かどうかを確認しよう。
身の丈にあった生活しましょうってことです。
自分の身の丈を超えてしまっているのなら、それは今買うものではありません。
もっと収入を上げてからや、もっと資産を貯めてから運用益だったりで買うものです。
実際のところ、背伸びせずに身の丈に合った暮らしというのは、多少の我慢があったも心地がいいものだと思います。
② 手離れの悪い固定費増
やってはいけないこと2つ目は、手離れの悪い固定費増です。
一度所有すると簡単に手放せないものは持ってはいけない ということです。
例えば
- マイホームやマイカー
- 早期解約で違約金が発生する賃貸物件
- 途中解約で元本割れする保険
- 解約金がかかるネット回線
- 入会金がかかるジムや習い事
- 返金のない年契約のサービス
など、こういったものは手離れが悪いと言えます。
手放すために金銭的なリスクが発生すると、
「損をしたくないから」と現状維持してしまいがちです。
すると身動きが取れなくなって、無駄な支出を続けることになります。
損したくない気持ちが、一番損をする
実際のところ、固定費は蓄財の敵ではあるものの、手離れがよければそれほど恐れるものではないです。
例えば、月額10,000円のサービスを契約していても、入会金や解約金などが一切かからない。
こういった固定費であればいつでも手放せるので、家計をそれほど苦しめません。
繰り返しですが、固定費が必ずしも悪いのでなく、
手離れの悪い固定費を持たないようにしましょう ということです。
もし、すでにいくつか持っている場合は、一時的には損をしても手放した方がいいと思います。
その上で、手離れのいいものに乗り換える。
その方が長い目で見れば、コストもかかりません。
③ リスクに備えすぎる
やってはいけないこと3つ目は、リスクに備えすぎることです。
大前提として、リスクは備え始めたらキリがありません。
もしものことを考え出すと、そもそも生きていること自体がリスクみたいなものです。
ですが、心配事のほとんどは起こりません。
とはいえ、心配事はほぼ起こらないからといって、リスクの一切を無視するのが賢いわけでもないです。
ならどうしたらいいかというと、
致命的なリスクにだけ備え、小さなリスクは対策すると考える。です。
致命的なリスクに備えるとは、例えば
- もしものときに生活が破綻しないだけの生命保険をかける
- 自動車で他人やものを傷つけてしまうリスクに備える
- 賃貸物件を自分の過失で潰してしまうリスクに備える
などです。
こういった人生が一発でゲームオーバーになってしまうリスクだけは、備える必要があります。
そして、小さなリスクには対策をするようにします。
例えば、病気になるリスクが怖いのなら、健康的な食生活や運動習慣を身につけたり、貯金でカバーしたりできますよね。
あとは、そもそも論として、自動車で事故をするリスクはコントロールできませんが、車を手放すことは自分でコントロールができます。
このように、リスクに備えるのではなくて、リスクに対してひとつひとつ対策をしていきます。
それでも対策しきれない致命的なリスクだけは、保険などで最低限の備えをするわけです。
④ 家計簿なしのキャッシュレス生活
やってはいけないこと4つ目は、家計簿なしのキャッシュレス生活です。
クレジットカード決済やpaypayといったスマホ決済など、キャッシュレスで暮らす方も増えていると思います。
ですが、キャッシュレス生活は注意が必要があります。
それが、「きちんと支出を管理できること」が欠かせないです。
キャッシュレス決済が推奨されるひとつの理由として、現金決済では貯まらないポイントが貯まる点です。
必要なものを買うことでポイントが付くのだから、現金で払うのはもったいないです。
ですが、キャッシュレスというのは、自分がいくらお金を使ったのかがわかりにくいです。
メリットは、ポイント獲得
デメリットは、使用した金額がわかりにくい
節約が体に染み付いていて、金銭感覚が優れている方であればいいです。
しかし、そうでもない方が支出を記録せずにキャッシュレス生活をすると、まずお金は貯まりません。
むしろ、自分がいくらお金を使ったのかわからず、気が付いたら貯金が減っていくという事態にすらなります。
そのため、
キャッシュレスで暮らしたいのであれば、家計簿をつけることを推奨します。
家計簿と堅苦しく考えず、1日の終わりに今日は何にいくらお金を使ったのかをメモするだけでもいいです。
もしこれができないのであれば、キャッシュレスで得られる些細なポイントなんて捨ててしまって、現金だけで生活した方が良いまであります。
ポイントというのはあくまでオマケにすぎません。
オマケのポイントを手にいれるために、お金が垂れ流しになっているのなら、本末転倒です。
キャッシュレスは使い方次第で、家計を健全にも不健康にもします。
ここはしっかりと抑えておくといいです。
こちらにて簡単に家計簿をつける方法も紹介しています。
⑤ 規律のない生活
やってはいけないこと5つ目は、規律のない生活です。
規律のある暮らしとは、
- 毎朝何時に起きて
- 仕事終わりには何をやって
- 食事は何時に何を食べて
- 夜はこうやって過ごして
- 何時までに布団に入る
などのように、自分なりのルールをもって生活することです。
結局のところ、お金がないのに使ってしまう最大の原因は、
「ストレスや疲れ」 です。
想像してみてほしいのですが、
自分が好きな仕事を午前中の3時間だけやって
残りの時間は自然の豊かな場所にある自宅で、ゆっくりと料理をしたり、本を読んだり、昼寝をしたりして過ごす。
そんな暮らしができれば、豊かに暮らすためにお金が必要だと思いますか?
おそらく、お金はいらないんじゃないかと思います。
とはいえ、現実的には嫌な仕事をするかもしれないし、ゆっくりと休む時間も取れないかもしれません。
だからこそ、
心地よく暮らすための規律を自分で決め、自分を従わせることが必要です。
結局のところ、仕事で残業してしまうのも、毎日起きる時間がバラバラなのも、夜更かしをしてしまうのも、コンビニや外食をしてしまうのも、自分で規律を決めていないからです。
なのでまずは、「自分はこうやって暮らすんだ」という計画を立てましょう。
そうして、自分が心地よく感じられる暮らし方を整えていけば、自然とストレスや疲れは溜まりにくくなります。
結果的に、「なぜかお金を使ってしまう」ということも減っていくはずです。
⑥ 暇を潰そうとする
やってはいけないこと6つ目は、暇を潰そうとすることです。
暇を潰す 代表例を考えてみると、
- スマホを触る
- テレビを見る
- 街をぶらつく
- 友人と出かける
などがありそうですね。
しかし、こういった暇潰しには致命的な欠点があります。
それは、「自ら物欲を刺激されにいっている」 ことです。
基本的に、物欲が自然に生まれることはありません。
物欲とは知ることによって生まれるものです。
川まで洗濯に行って、手でゴシゴシと服を洗っていた時代に、「あ〜、洗濯機ほしいわ〜」とはなりませんよね。
洗濯機というものの存在を知るからこそ欲しくなります。
そして、現代というのは、持っていないと暮らしが不幸になるものなんてほとんどないです。
誰しもが、最低限文化的に暮らすための道具を持っています。
そのため、暇を潰そうと広告を目にする暮らし方をしていると、無限に物欲を刺激され、それほどが豊かさを感じないものを買い続けてしまいます。
暇潰しが、終わりのない物欲を生む
そもそもですが、暇を潰すという発想自体がかなりイマイチではないでしょうか。
時間とは生きるということそのものですよね。
その時間を自ら潰すという考え方は、あまりにも人生を粗末なものにしている気がしませんか。
もちろん、だからといって、「有意義なことだけしよう」なんてことは言いません。
ただ、暇な時間をもっと大切にして、孤独になることを受け入れてみる のも良いと思います。
暇だからと人と会ったり、情報に触れたりして過ごそうとすると、他人の価値観に流されやすくなります。
そのため、暇だと感じたときは、
- スマホを持たずに外を散歩してみたり
- さっさと寝てしまったり
- 本を読んだり
- 筋トレしたり
孤独になってみるといいと思います。
暇を潰そうとはせずに、暇な時間をそのまま受け入れてください。
すると結果的には、お金を無駄にすることが減るだけでなく、自分という人間をもっと好きになれると思います。
孤独は、自分を知るキッカケになる
⑦ 買うつもりのなかった買い物
やってはいけないこと7つ目は、買うつもりのなかった買い物です。
自覚がないだけで、毎月の支出の多くは、予定になかった買い物だったりします。
例えば、
- コンビニでお菓子やジュースを買う
- 街をブラブラして服を買う
- 100均で便利そうなものを買う
- SNSで紹介された商品を買う
- 目についた雑誌を買う
- 安いからと日用品のまとめ買い
など、思い当たることはありませんか。
必要なものを、必要なときに、必要な分だけ買う。
そんな暮らしが徹底できれば、自然とお金は貯まりそうですよね。
だからこそ、衝動的な買い物をなくす対策が必要になります。
そして、そのための対策として家計簿をつけてお金の使い道を振り返ること。
これをやるといいです。
「衝動買いをやめましょう」なんて言われても、それができたら苦労しないわって感じですよね。
大事なことは、自分が何にお金を使い、そのお金がの使い方をどう感じたのかを自覚することです。
例えば、「今月はカフェに1万円お金を使ったなぁ」だけでは不十分です。
カフェの支出の中でも、時間つぶしで行ったカフェは 行かなくてもよかったと思うかもしれないし、逆に友達とお喋りで行ったカフェは、最高のお金の使い方だと感じるかもしれません。
このようにお金を使ったことに対して手に入った豊かさを、自分自身が正しく自覚することが大事です。
これが結果的には、予定なく衝動的にお金を使ってしまうことを防ぐ根本対策になります。
心が豊かになることにお金を使おう
まとめ
今回のまとめです。
贅沢品のローン買い | 贅沢と借金自体が悪いのではなく、 贅沢と借金を掛け合わせることがよくない |
手離れの悪い固定費増 | 解約金などで損をすると現状維持をしてしまうので 一時的には損をしても手離れのいい固定費に乗り換える |
リスクに備えすぎる | 極論を言えば生きること自体がリスクなので 致命的なリスクは保険で備え、小さなリスクは対策をする |
家計簿なしの キャッシュレス生活 | 支出を把握する努力や工夫ができない場合、 ポイントは捨てて現金だけで暮らした方がいい |
規律のない生活 | 無駄遣いの根本的な原因はストレスや疲れ 心地よく暮らせるルールを決めて自分を従わせる |
暇を潰そうとする | 暇つぶしは広告に触れて物欲を刺激されがち 孤独になることを恐れず暇を受け入れる |
買うつもりのなかった買い物 | どんなことにお金を使うと豊かさを感じて 何に使うとそうでもないかを自覚すること |
お金を貯めることだけが人生ではありません。
ですが、お金があるからこそ現実的に選択できる道が広がり、
それが結果的には心の余裕へと繋がり、日々を豊かにもしてくれます。
そのため、お金というのは必ずしも使う必要はないです。
僕はそう思っています。
お金は墓場まで持っていけない。
という言い回しで、お金を使うことを促す情報をたまに見聞きします。
ですがお金は墓まで持っていけばいいという考え方もあります。
墓までもっていくまでの人生がずっと選択肢のある状態となり、
その状態こそが豊かに暮らすための土台にもなりますから。
これをやってはいけないという強目の言葉で紹介してきたのも、
これが理由です。
お金を貯めるために自分の行動を制限することは、不自由に思うかもしれませんが、
実は逆です。
お金を貯めるためにやらないことを決めるからこそ、お金という選択肢が得られ、
より自由に生きられるようになります。