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FIREの種類と特徴を徹底解説!コーストFIREの先にある「窓際FIRE」とは?

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「FIRE」と一言でいっても、その形は人それぞれです。

贅沢にリタイアする人もいれば、倹約で早期に自由を手に入れる人もいます。

中には、資産を築きながら「会社にいながらFIREした」人も──。

本記事では、FIREの代表的な5つのスタイル(Fat/Lean/Barista/Side/Coast)をわかりやすく整理し、

さらに筆者自身が実践している新しい生き方『窓際FIRE(Windows500)』も紹介します。

FIREは「仕事を辞めること」ではなく、「自分で働き方を選べるようになること」。

あなたにとって理想のFIREスタイルを、この記事で一緒に見つけましょう。

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FIREとは?意味と考え方をわかりやすく解説

FIREとは Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア) の略語です。

つまり、「働かなくても生活できるだけの資産を築き、自由に生きる」ライフスタイルのこと。

ここで重要なのは、“FIRE=仕事を辞めること”ではないという点です。

FIREの本質は、「働かなくてもいい状態を自分で作り、働く理由を自分で選べるようになること」

たとえば「嫌な上司に頭を下げるのがつらいから働く」のではなく、

「好きな仕事を自分のペースで続けたいから働く」。

そんな「働き方の主導権を取り戻す」ことが、FIREのゴールです。

FIREの主な種類と特徴【全5タイプ+番外編】

FIREにはいくつかのタイプがあります。

資産規模・生活水準・働き方によって大きく性格が変わるため、

自分に合うスタイルを知ることが最初のステップです。

① Fat FIRE(ファットFIRE)

贅沢な生活を維持しながら完全リタイアを目指すFIRE。

現役時代と同じ、もしくはそれ以上の生活水準を保ちながら仕事を引退するスタイルです。

年に数回の旅行、高級外食、趣味への投資など「我慢のない暮らし」がテーマ。

  • ✅ 年間支出:800〜1000万円以上
  • ✅ 必要資産:2億円〜3億円以上
  • 💬 メリット:生活レベルを落とさずに完全FIREが可能。
  • ⚠️ デメリット:達成までのハードルが非常に高く、時間もかかる。
  • 「資産運用の配当だけで、毎年1000万円以上使える生活をしたい」
  • ──そんな高所得層や経営者に多いのがファットFIREです。

② Lean FIRE(リーンFIRE)

支出を最小限にして、最速で自由を手に入れる“倹約型FIRE”。

必要最低限の支出で生活し、早期にリタイアを実現するスタイル。

地方移住・ミニマルライフ・車を持たない生活など、コストを徹底的に下げるのが特徴です。

  • ✅ 年間支出:150〜250万円
  • ✅ 必要資産:4000万〜6000万円
  • 💬 メリット:FIRE達成が早い。支出を抑えることでリスクが小さい。
  • ⚠️ デメリット:支出の制限が厳しく、生活の自由度が低下。
  • 「贅沢はいらない。時間の自由が一番の贅沢」
  • そんな人にぴったりのスタイルです。

③ Barista FIRE(バリスタFIRE)

資産運用+パート労働で生活を成り立たせる“半リタイア型FIRE”。

完全に働かないのではなく、

週3勤務や好きなアルバイトをしながら、運用益と合わせて生活するスタイル。

「バリスタのように軽やかに働く」が名前の由来です。

  • ✅ 年間支出:300〜400万円
  • ✅ 資産:3000万〜5000万円+労働収入
  • 💬 メリット:社会との関わりを保てる。精神的な安定がある。
  • ⚠️ デメリット:職場環境によってストレスを感じる可能性も。
  • 「完全リタイアはまだ早い。好きな仕事をゆるく続けたい」
  • そんな人に向いています。

④ Side FIRE(サイドFIRE)

資産運用+副業や個人事業で生計を立てる“デュアルFIRE”。

会社員を完全に辞めず、副業やフリーランス収入を組み合わせて

“働きながら自由な暮らし”を実現するスタイルです。

  • ✅ 年間支出:400〜500万円
  • ✅ 資産:3000万〜7000万円+副業収入
  • 💬 メリット:安定した生活を保ちながら、自分の時間を確保できる。
  • ⚠️ デメリット:副業や事業の継続性にリスクがある。
  • 「働き方を選びたい。会社に依存せずに生きたい。」
  • そんな“現代の自由人”に支持されています。

⑤ Coast FIRE(コーストFIRE)

将来のFIRE資産がすでに育つ“安心フェーズ”。

若いうちに十分な投資元本を作り、

その後は資産を“時間の力”で成長させるスタイルです。

いわば、「老後資金が勝手に育つ安心状態」。

  • ✅ 例:30歳で投資1500万円 → 65歳で1億円見込み(年5%運用)
  • 💬 メリット:老後への不安が消え、仕事を楽しめる。
  • ⚠️ デメリット:完全リタイアではないため、生活費は稼ぐ必要あり。
  • 「お金の不安がないから、もうキャリアに縛られなくていい。」
  • ──そんな心の余裕を持つのがコーストFIREです。

番外編:窓際FIRE(Windows500)

コーストFIRE達成後に訪れる、“心だけリタイアした状態”。

僕が提唱しているのがこの「窓際FIRE(Windows500)」です。

資産3000万円ほどを築き、年収500万円前後の安定した正社員として働きながら──

心の中ではもう“自由”を得ている状態です。

  • ✅ 年収:500万円前後
  • ✅ 資産:3000万円前後
  • ✅ 状態:正社員の安定+心のFIRE

窓際FIREの特徴

  • 定時で帰る・残業しない
  • 出世競争や飲み会とは距離を置く
  • 無駄な会議・サビ残をキッパリ拒否
  • それでも定時内の業務はきっちりこなす
  • 「クビになっても大丈夫」という心の余裕が、
  • 仕事も人生も“ちょうどよく軽やかにする”──
  • それが窓際FIREの最大の強みです。

コーストFIREと窓際FIREの違い

比較項目コーストFIRE窓際FIRE(Windows500)
精神状態まだ頑張るもう焦らない
主な目的将来の安心今この瞬間の自由
働き方嫌な仕事もこなす定時で帰る・ムリしない
リスク感覚クビは困るクビでも困らない
本質FIREへの中間地点FIREの精神的到達点

コーストFIREは「未来の安心」、

窓際FIREは「現在の安定と自由」。

つまり、窓際FIREはコーストFIREの上位互換です。

老後を気にせず、今の人生を楽しみながら働く──。

これこそが「日本型FIRE」の理想形だと僕は考えています。

各FIREスタイルの比較表

種類必要資産年間支出働き方特徴
Fat FIRE2〜3億円以上800〜1000万円完全リタイア贅沢・完全自由
Lean FIRE4000万〜6000万円150〜250万円リタイア倹約・ミニマル
Barista FIRE3000万〜5000万円+労働300〜400万円週3勤務など半リタイア・社会参加
Side FIRE3000万〜7000万円+副業400〜500万円副業・個人事業自由設計・多収入
Coast FIRE必要投資済み通常勤務将来安心フェーズ
窓際FIRE3000万円+正社員400〜500万円定時勤務心の自由+安定

まとめ:FIREの本質は「仕事を辞めること」ではなく「自分の時間を取り戻すこと」

FIREの目的は、資産を築くことではなく、生き方を選ぶ自由を手に入れることです。

そして、日本の働き方の現実を踏まえたとき、

「窓際FIRE(Windows500)」は最も現実的で、最も幸福度の高い選択肢になるでしょう。

  • 辞めなくてもFIREできる。
  • 会社にいながら“自分の人生の主人公”であり続ける。
  • それが、僕の生きる窓際FIREスタイルです。
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