資産は残すだけでは危ない|家族を守る終活リストと投資の実学
※本記事には広告・紹介リンクを含む場合があります。
※本記事は、僕自身の終活・資産形成に対する考え方をまとめたものです。
※相続・税金・法律の判断は、家族構成や資産状況によって変わります。必要に応じて、税理士・司法書士・弁護士などの専門家にご相談ください。
終活というと、
- 遺言書を書く
- 財産目録を作る
- 相続税を考える
- 保険を整理する
こういったイメージがあるかもしれません。
もちろん、どれも大切です。
でも、僕はそれだけでは足りないと思っています。
なぜなら、資産は残し方を間違えると、家族を守るどころか、災いになることがあるからです。
僕の親族でも、遺産相続をきっかけに深刻なトラブルがありました。
その経験から思うのは、問題は「資産が多いこと」だけではないということです。
- どこに何があるのか分からない
- 誰に何を残したいのか分からない
- 投資信託をどう扱えばいいのか分からない
- 家族が判断に困ったときの基準がない
こうなると、資産は安心材料ではなく、家族を悩ませる原因になってしまいます。
結論から言うと、終活で本当に残したいのは、資産そのものだけではありません。
資産の場所、資産の考え方、困ったときの判断軸です。
この記事では、僕が家族に残しておきたい終活リストと、資産運用の考え方をまとめます。
資産は、残すだけでは家族を守れない

お金は、家族を守る力になります。
生活費になる。
教育費になる。
住まいを守る力になる。
心の余裕にもつながります。
でも、それは残された家族が、その資産を扱える状態になっている場合です。
たとえば、僕が突然いなくなったとします。
そのとき、家族が次のことを知らなかったらどうでしょうか。
- どの銀行にお金があるのか
- どの証券口座に投資信託があるのか
- NISAをどう扱えばいいのか
- 保険金はどこに請求すればいいのか
- サブスクやクレジットカードをどう止めるのか
- ブログやSNSはどうするのか
きっと、かなり困ると思います。
資産は残っている。
でも、資産の場所が分からない。
資産の場所は分かった。
でも、どう使えばいいか分からない。
どう使うか考えているうちに、相続や税金の期限が近づいてくる。
これでは、家族を守るための資産が、家族の負担になってしまいます。
だから僕は、資産形成と終活はセットで考えた方がいいと思っています。
資産を増やすだけではなく、資産を引き継げる形に整えること。
ここまでが、家族を守るお金の準備だと思います。
資産が災いになる原因は「お金の量」だけではない
資産が災いになる原因は、お金の量だけではありません。
むしろ、次のような状態が危ないと思っています。
| 災いになる原因 | 起こりやすいこと |
|---|---|
| 資産の場所が分からない | 銀行・証券・保険・サブスクの確認に時間がかかる |
| 方針が共有されていない | 投資信託を焦って売る、現金を使う順番で迷う |
| 家族間で認識が違う | 「言った」「聞いていない」で揉めやすい |
| デジタル資産が見えない | ネット銀行、証券口座、スマホ決済、サブスクが見つからない |
| 相談先が分からない | 税理士・司法書士・証券会社などにたどり着けない |
特に今は、紙の通帳だけで資産を確認できる時代ではありません。
ネット銀行。
ネット証券。
NISA。
iDeCo。
クレジットカード。
スマホ決済。
サブスク。
ブログ。
SNS。
パスワード管理アプリ。
家族から見ると、スマホの中に「見えない契約」がたくさん入っています。
国民生活センターも、デジタル遺品に関する相談事例として、ネット銀行の契約先が分からない、コード決済サービスの相続手続きが進まない、サブスクの請求を止めたいがIDやパスワードが分からない、といったケースを紹介しています。
参考:国民生活センター「今から考えておきたい『デジタル終活』-スマホの中の“見えない契約”で遺された家族が困らないために-」
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20241120_1.pdf
確認日:2026年7月5日
これ、かなり現実的な問題だと思います。
だから終活では、相続税や遺言書だけでなく、スマホ・パスワード・ネット契約の整理も必要です。
わが家のパスワード共有については、こちらの記事でまとめています。
家族のパスワード共有は1Passwordで解決|我が家の仕組み公開
終活で残すべきものは、財産目録だけではない

終活でまず作りたいのは、財産目録です。
財産目録とは、ざっくり言うと「どこに何があるかをまとめた一覧」です。
たとえば、
- 銀行口座
- 証券口座
- NISA
- iDeCo
- 企業型DC
- 保険
- 不動産
- 住宅ローン
- クレジットカード
- サブスク
こういったものを一覧にします。
ただ、僕は財産目録だけでは足りないと思っています。
なぜなら、財産目録は「資産の場所」は教えてくれますが、資産の扱い方までは教えてくれないからです。
たとえば、投資信託が1,000万円残っていたとします。
そのとき、家族は迷うかもしれません。
- すぐ売った方がいいの?
- 暴落していたらどうするの?
- 生活費は現金から使うの?
- NISAは相続できるの?
- 税金はどうなるの?
だから、僕は次の3つをセットで残したいです。
| 残すもの | 内容 |
|---|---|
| 資産の地図 | どこに何があるか |
| 資産の方針 | どう扱ってほしいか |
| 判断の基準 | 困ったときに何を優先するか |
資産の地図だけでは、家族は迷います。
でも、考え方まで残しておけば、迷ったときの支えになります。
まず作りたい終活リスト
ここからは、実際に僕が作っておきたい終活リストです。
完璧を目指すと、たぶん進みません。
だから、最初はざっくりでいいと思っています。
「家族が最初に困らない状態」を作る。
ここを目標にします。
1. 生活を守るお金リスト
まずは、生活費です。
残された家族が最初に困るのは、日々の生活です。
だから、すぐ使えるお金を分かるようにしておきたいです。
| 項目 | 書いておくこと |
|---|---|
| メイン銀行 | 給与・生活費・引き落とし口座 |
| サブ銀行 | 貯蓄用・予備資金 |
| 生活防衛資金 | 何か月分を目安にしているか |
| 現金の保管場所 | 家に置いている現金があれば場所 |
| 毎月の固定費 | 家賃・住宅ローン・通信費・保険・サブスク |
| クレジットカード | メインカード、引き落とし口座 |
生活防衛資金とは、病気・休職・収入減・急な出費に備えるお金です。
投資よりも先に、生活を守るお金。
ここは家族に分かるようにしておきたいです。
僕の場合は、投資信託を焦って売らなくてもいいように、現金を別で持つ考え方を大切にしています。
家計や資産の全体像はこちらにまとめています。
2. 金融資産リスト
次に、金融資産です。
僕の場合、ここがかなり大事です。
NISA、特定口座、投資信託、iDeCo、企業型DCなどは、家族がパッと見ただけでは分かりにくいからです。
| 項目 | 書いておくこと |
|---|---|
| 証券会社 | SBI証券、楽天証券など |
| 口座の種類 | NISA、特定口座、一般口座 |
| 主な投資商品 | オルカン、投資信託など |
| 投資方針 | 長期・分散・低コストで続ける |
| 売却方針 | 生活費に困っていなければ焦って売らない |
| 確認方法 | ログイン先、アプリ名、問い合わせ先 |
特に伝えておきたいのは、投資信託は焦って売らなくていいということです。
相場が下がっているときに、怖くなって全部売る。
これを避けたいです。
もちろん、家族の生活費として必要なら使っていいです。
でも、不安だけで判断しなくていい。
ここは、家族に残しておきたい大事な考え方です。
僕の投資方針はこちらでまとめています。
3. NISAの相続で知っておきたいこと
NISAは便利な制度です。
でも、自分が亡くなったあと、そのまま家族のNISA口座に移せるわけではありません。
日本証券業協会のNISA Q&Aでは、亡くなった人のNISA口座で保有されていた上場株式等を、相続人のNISA口座に受け入れることはできないと説明されています。
相続人は、相続により取得する上場株式等を、特定口座か一般口座のいずれかに受け入れる扱いです。
参考:日本証券業協会「NISAのよくある質問」Q73
https://www.jsda.or.jp/nisa/faq/
確認日:2026年7月5日
つまり、NISAは「生きている間の非課税制度」です。
家族に引き継がれるときは、別の手続きが必要になります。
だから、家族にはこう残しておきたいです。
NISA口座に投資信託があっても、慌てて売らなくていい。まずは証券会社に連絡して、相続手続きを確認してほしい。
細かい判断は、証券会社や税理士に相談していいと思っています。
4. 投資方針リスト
投資方針は、商品名よりも大事かもしれません。
商品名だけ残しても、家族は迷います。
なぜその商品を買ったのか。
なぜ売らずに持っているのか。
どんなときに使うつもりだったのか。
ここまで残しておきたいです。
僕が家族に残したい投資方針は、こんな感じです。
| 項目 | 方針 |
|---|---|
| 基本方針 | 長期・分散・低コスト |
| メイン商品 | オルカン中心 |
| 避けたいこと | 短期売買、焦って全売却、よく分からない商品への乗り換え |
| 優先順位 | 生活費、心の安定、家族の安心 |
| 売却の考え方 | 必要な分だけ、少しずつ使う |
| 困ったとき | 証券会社・税理士・FPなどに相談 |
金融庁のNISA特設サイトでも、資産形成では「家計管理とライフプランニング」「主な金融商品」「長期・積立・分散投資」の考え方が紹介されています。
参考:金融庁「資産形成の基本」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/invest/
確認日:2026年7月5日
僕の投資方針も、かなりシンプルです。
買う。
持つ。
生活を守る。
必要になったら少しずつ使う。
これくらいでいいと思っています。
出口戦略については、実際にオルカンの自動売却も検証しています。
5. 妻NISA・家族資産の考え方
わが家では、妻NISAにも家計からお金を入れています。
理由は、家族内の資産格差をならしたいからです。
僕ひとりの資産だけ増えても、意味がないと思っています。
家族で生きている以上、家族全体で安心できる形にしたいです。
妻NISAについても、僕が急にいなくなったときに「なぜこのお金があるのか」が分からないと困ります。
だから、次のように残しておきたいです。
- 妻NISAは、妻の自由と安心を守るためのお金
- 基本方針はオルカン中心
- 生活費に困らないなら、焦って売らなくていい
- 必要なときは、家族を守るために使っていい
- 投資判断で迷ったら、すぐに決めなくていい
妻NISAの考え方はこちらでまとめています。
一馬力家庭の妻NISA方針|余剰資金で年72万円を入れる理由
6. 保険・年金リスト
保険や年金も、家族が確認しやすいようにしておきたいです。
| 項目 | 書いておくこと |
|---|---|
| 生命保険 | 保険会社、証券番号、受取人 |
| 医療保険 | 加入有無、保障内容 |
| 団体信用生命保険 | 住宅ローンがある場合の確認先 |
| 会社の制度 | 弔慰金、退職金、企業年金など |
| iDeCo | 運営管理機関、加入状況 |
| 企業型DC | 勤務先、運営管理機関 |
| 公的年金 | 年金事務所への相談 |
保険は、請求しないともらえないものがあります。
会社の制度も、家族が知らなければ見落とすかもしれません。
だから、保険証券の場所や勤務先の連絡先は、分かるようにしておきたいです。
7. 不動産・住宅ローンリスト
持ち家がある場合は、不動産まわりも大切です。
相続登記は、2024年4月1日から義務化されています。
法務省のQ&Aでは、不動産を相続で取得したことを知った日から3年以内に相続登記をする必要があり、正当な理由なく申請しない場合は10万円以下の過料が科される可能性があると説明されています。
参考:法務省「相続登記の申請義務化に関するQ&A」
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00565.html
確認日:2026年7月5日
不動産は、放置すると家族の負担が大きくなりやすいです。
だから、次の情報はまとめておきたいです。
| 項目 | 書いておくこと |
|---|---|
| 不動産の有無 | 自宅、土地、実家など |
| 名義 | 誰の名義か |
| 住宅ローン | 金融機関、残債、団信の有無 |
| 固定資産税 | 納付先、通知書の保管場所 |
| 登記情報 | 権利証、登記識別情報の保管場所 |
| 相談先 | 司法書士、不動産会社、金融機関 |
特に住宅ローンがある場合は、団信の確認が大切です。
団信とは、住宅ローン契約者が亡くなった場合などに、ローン残高が保障される仕組みです。
ただし、内容は契約によって違います。
だから、金融機関や保険内容を家族が確認できるようにしておきたいです。
8. 相続税で最低限知っておきたいこと
相続税は、すべての家庭に必ずかかるわけではありません。
国税庁では、正味の遺産額が基礎控除額を超える場合に、相続税の申告と納税が必要になると説明されています。
基礎控除額は、次の式です。
3,000万円+600万円×法定相続人の数
参考:国税庁「No.4102 相続税がかかる場合」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4102.htm
確認日:2026年7月5日
たとえば、法定相続人が妻と子ども1人の合計2人なら、基礎控除は次のようになります。
| 法定相続人 | 基礎控除額 |
|---|---|
| 1人 | 3,600万円 |
| 2人 | 4,200万円 |
| 3人 | 4,800万円 |
| 4人 | 5,400万円 |
もちろん、実際の相続税はもっと細かいです。
生命保険の非課税枠、不動産評価、債務、葬式費用、生前贈与なども関係します。
だから、資産が基礎控除に近づいてきたら、税理士に相談していいと思っています。
ここで大事なのは、家族にこう残すことです。
相続税がかかるかどうかは、自己判断しなくていい。資産額が大きい場合は、早めに税理士へ相談してほしい。
9. 遺言書・エンディングノートリスト
遺言書も大切です。
特に、次のような場合は、遺言書を検討する価値があると思います。
- 不動産がある
- 相続人同士で話し合いが難しそう
- 特定の人に多めに残したい
- 法定相続人以外にも残したい人がいる
- 家族に判断の負担をかけたくない
政府広報オンラインでは、遺言書がない場合、亡くなった後の財産は相続人全員の話し合いで分け方を決めると説明されています。
また、遺言書には、自分で書く「自筆証書遺言」と、公証人が作成する「公正証書遺言」などがあります。
参考:政府広報オンライン「知っておきたい遺言書のこと。無効にならないための書き方、残し方」
https://www.gov-online.go.jp/article/202009/entry-7835.html
確認日:2026年7月5日
自筆証書遺言を使う場合は、法務局の自筆証書遺言書保管制度もあります。
法務省では、この制度について、遺言書の紛失・亡失のおそれがなく、相続開始後に家庭裁判所での検認が不要になると紹介しています。
参考:法務省「遺言書保管制度とは?」
https://www.moj.go.jp/MINJI/01.html
確認日:2026年7月5日
ただし、遺言書だけですべての気持ちが伝わるわけではありません。
遺言書は、財産の分け方を決めるもの。
エンディングノートは、家族への考え方や希望を残すもの。
僕は、両方の役割を分けて考えたいです。
| 種類 | 役割 |
|---|---|
| 遺言書 | 財産の分け方を法的に残す |
| 財産目録 | どこに何があるかを残す |
| エンディングノート | 家族への想い、判断軸、連絡先を残す |
| 投資方針メモ | 投資信託や現金の扱い方を残す |
僕にとって大事なのは、形式だけではありません。
家族が困ったときに、少しでも迷わないこと。
そのために、言葉を残しておきたいです。
10. デジタル終活リスト

ここは、現代の終活でかなり大事だと思います。
スマホが開けない。
パスワードが分からない。
サブスクが止められない。
ネット銀行の存在に気づけない。
これは十分ありえます。
国民生活センターは、デジタル終活の対策として、スマホのパスワードを保管すること、契約中サービスのID・パスワードを整理すること、エンディングノートを活用すること、故人アカウントに関するサービスを確認することを紹介しています。
参考:国民生活センター「今から考えてみませんか?デジタル終活」
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20241120_1_lf.pdf
確認日:2026年7月5日
僕が整理しておきたいデジタル終活リストはこちらです。
| 項目 | 書いておくこと |
|---|---|
| スマホ | 解除方法、緊急時に見てほしい場所 |
| パソコン | ログイン方法、重要フォルダ |
| パスワード管理 | 1Passwordなどの使い方 |
| ネット銀行 | 銀行名、アプリ名 |
| ネット証券 | 証券会社名、アプリ名 |
| クレジットカード | カード会社、引き落とし口座 |
| スマホ決済 | PayPay、楽天ペイなど |
| サブスク | Amazon、YouTube、音楽、クラウドなど |
| ブログ | WordPress、サーバー、ドメイン |
| SNS | X、Instagram、YouTubeなど |
| メール | Gmailなどの重要アカウント |
ただし、パスワードをそのまま紙に書くのはリスクもあります。
だから、わが家ではパスワード管理アプリの活用も含めて考えています。
大事なのは、家族が必要なときに必要な情報へたどり着けること。
全部を見せる必要はありません。
でも、完全に分からない状態にはしない。
このバランスが大事だと思っています。
11. ブログ・SNSの扱い方
僕の場合、ブログも資産の一部です。
大きなお金を生むかどうかは別として、ブログには自分の考え方や記録が残っています。
izablogには、家計、投資、働き方、サイドFIRE、家族のお金について書いています。
だから、僕が急にいなくなったときに、ブログをどうするかも残しておきたいです。
| 項目 | 方針 |
|---|---|
| ブログ | すぐ消さなくていい |
| サーバー | 契約先と更新日を残す |
| ドメイン | izablog.comの管理先を残す |
| 収益 | アドセンス、ASP、振込口座を整理 |
| SNS | 残す・停止する・削除する方針をメモ |
| 家族への希望 | 無理に更新しなくていい |
ブログは、僕の資産形成の記録でもあります。
そして、家族に向けたメッセージでもあります。
だから、できれば「消すか残すか」を家族だけで悩ませないようにしたいです。
12. 相談先リスト
家族だけで全部を抱え込まなくていい。
これも残しておきたい言葉です。
相続は、税金・法律・不動産・金融商品が絡みます。
家族だけで判断するには、重すぎることもあります。
だから、相談先をメモしておきたいです。
| 困りごと | 相談先 |
|---|---|
| 相続税 | 税理士 |
| 相続登記 | 司法書士 |
| 遺言・揉めごと | 弁護士 |
| NISA・証券口座 | 証券会社 |
| 住宅ローン | 金融機関 |
| 保険金請求 | 保険会社 |
| 年金 | 年金事務所 |
| 会社の手続き | 勤務先の人事・総務 |
| ブログ・サーバー | サーバー会社、ドメイン会社 |
大事なのは、最初から正解を出そうとしないことです。
分からないことは、分からなくていい。
その代わり、相談先にたどり着けるようにしておく。
これだけで、家族の負担はかなり減ると思います。
僕が死んだときに、家族に最初に確認してほしいこと
かなり現実的な話になります。
でも、ここをぼかすと終活にならないと思っています。
僕が死んだとき、家族には次の順番で確認してほしいです。
最初にやること
- 死亡届などの基本手続き
- 勤務先への連絡
- 保険の確認
- 生活費口座の確認
- 住宅ローン・家賃の確認
- クレジットカード・サブスクの確認
いきなり投資信託を売らなくていいです。
いきなり相場を見なくていいです。
まずは生活。
まずは心。
まずは目の前の手続き。
そこからでいいと思っています。
すぐに判断しなくていいこと
逆に、すぐ判断しなくていいこともあります。
- 投資信託を全部売るかどうか
- ブログを閉鎖するかどうか
- 住宅をどうするか
- 大きな買い物をするかどうか
- 資産配分を大きく変えるかどうか
大きな判断は、心が落ち着いてからでいい。
家族だけで決めなくていい。
専門家に相談していい。
僕はそう残したいです。
終活リストまとめ
最後に、終活リストをまとめます。
最初から全部やろうとしなくていいです。
まずは、できるところからで大丈夫です。
最優先で作るリスト
- メイン銀行口座
- 証券口座
- 保険会社
- 住宅ローン・家賃
- クレジットカード
- スマホの解除方法
- パスワード管理方法
- 勤務先の連絡先
- 家族に読んでほしいメモ
次に作るリスト
- NISA・特定口座の投資商品
- iDeCo・企業型DC
- 生活防衛資金の場所
- サブスク一覧
- スマホ決済
- ブログ・SNS
- サーバー・ドメイン
- 相談先一覧
余裕があれば整えるもの
- 財産目録
- エンディングノート
- 遺言書
- 自筆証書遺言書保管制度の検討
- 相続税のざっくり確認
- 不動産の登記情報
- 家族との定期的なお金の話し合い
完璧な終活ノートを作る必要はありません。
最初は、スマホのメモでもいい。
紙1枚でもいい。
家族に「ここを見て」と伝えられるだけでも、前進です。
終活は、死ぬ準備ではなく家族を守る仕組み作り
終活という言葉は、少し重く感じます。
でも僕は、終活を暗いものだとは思っていません。
終活は、死ぬ準備というより、家族を守る仕組み作りだと思っています。
- どこに何があるかを残す
- どう扱ってほしいかを残す
- 困ったときの相談先を残す
- 投資信託を焦って売らなくていいと残す
- 家族だけで抱え込まなくていいと残す
これだけでも、かなり意味があると思います。
僕は、資産をたくさん残せば家族が安心するとは思っていません。
資産があっても、使い方が分からなければ不安になります。
資産があっても、家族が揉めたら意味がありません。
資産があっても、誰かがひとりで抱え込んだら苦しくなります。
だから、僕が残したいのは資産だけではありません。
資産を扱うための地図です。
まとめ|資産を残すより、資産を扱える家族を残したい
資産は、家族を守る力になります。
でも、残し方を間違えると、家族を悩ませる原因にもなります。
終活で大切なのは、資産額だけではありません。
- どこに何があるか
- なぜその資産を持っているのか
- どう扱ってほしいのか
- どの順番で確認すればいいのか
- 困ったときに誰へ相談すればいいのか
ここまで残すこと。
それが、僕にとっての終活です。
資産を残すより、資産を扱える家族を残したい。
投資商品を残すより、判断の軸を残したい。
お金の量より、安心して暮らすための地図を残したい。
そう思っています。
焦らず、少しずつ。
家族と一緒に、お金の話をしていきます。
