「家族のため」「老後のため」——
多くの人はそう言って投資を始める。
でも、僕は違う。
僕が投資を始めた理由は、もっと単純で、もっと本音だ。
くだらない毎日から抜け出したい。
ただ、それだけ。
これは、僕が『自分のためだけに投資を続ける理由』を、
正直に書いた話だ。
1. 投資を始めた理由なんて、単純だ
僕が投資を始めた理由は、“将来の不安”とか“老後の備え”なんて立派なものじゃない。
単純に、サラリーマンを辞めたかった。
毎日、くだらない作戦を聞かされて、
そのくだらない計画を実行し、くだらない上司に確認して、
誰も責任を取らないまま、意味のない1日が終わる。
そういう時間を、もうこれ以上、経験したくなかった。
投資は、そんな自分の逃げ道であり、
「自分の時間を取り戻すための戦い」でもある。
2. 独身時代の原資だけでNISAを満たす理由
僕のNISA口座には、独身時代の貯金しか入っていない。
結婚後の稼ぎは1円たりとも使っていない。
それは、“線を引くため”だ。
お金の問題って、きれいごとじゃ済まない。
万が一、離婚することになったら財産分与でもめる。
でも独身時代の原資なら、それは完全に僕のものだ。
僕は今までの人生で、いろんな裏切りを経験してきた。
家族にも、兄弟にも、そして妻にさえも、
「絶対的な信頼」なんてまだ持てていない。
だから備える。
「信じられない」ことを前提に、自分を守る。
それは冷たい行動じゃなくて、
『生きるための最低限の戦略』だ。
3. 妻のNISAは「僕がいなくなったあとの練習」
一方で、妻のNISAには、僕の稼ぎの一部を入れている。
年間72万円を目安に、オルカンを買っている。
それは、妻のためだ。
僕がいなくなったあと、お金で困らないようにするため。
そして、自分で運用できるようになってほしいから。
もちろん、最初は反発された。
「私の口座を勘定に入れるな」と。
でも、僕は伝えた。
「これは君の自由を守るためなんだ」と。
もし離婚したら、その口座は慰謝料として全部持っていけばいい。
でも、もし自分で運用できるようになったら、
いつでも言ってくれていい。
僕は引く。もう手は出さない。
それが、僕の中の『信念』だ。
4. 僕にとって投資は「逃げ」じゃなく「解放」
多くの人は、投資を「将来の安心のため」って言うけど、
僕にとってはもっと現実的だ。
『くだらない毎日から抜け出すための武器』だ。
お金があれば、選択肢が増える。
嫌な仕事を断れる。
理不尽に耐えなくてもいい。
逃げたいときに逃げられる。
お金そのものに価値があるんじゃない。
「お金があることで、自由に生きられる」ことに価値がある。
だから、僕は積立を続ける。
淡々と、誰にも期待せず、自分のルールで。
5. 自分が幸せでなければ、他人に優しくできない
僕は、人に優しくありたいと思っている。
でも、それには条件がある。
自分が幸せでいなければ、優しくなんてできない。
お金が尽きて、心に余裕がなくなったら、
どんなに「家族を大切にしたい」と思っても、
結局は自分を責め、他人を責めるだけになる。
だから、僕はまず「自分のため」に投資をする。
自分の機嫌を、自分で取れるようにする。
その上で、家族に優しくできる人間でありたい。
6. まとめ:僕のルールは、僕が決める
要素 | 内容 |
---|---|
僕の新NISA | 独身時代の貯金のみ |
妻の新NISA | 家計から年間72万円を積立(妻の練習用) |
投資の目的 | サラリーマンを辞めても生きていける力を得るため |
根底の思想 | 「他人を思いやるには、まず自分が幸せであること」 |
投資は僕にとって、数字のゲームじゃない。
『自分の尊厳を取り戻すための手段』だ。
誰かに理解されなくてもいい。
信じられるのは、自分が築いた資産と、自分の努力だけ。
だから、今日も積み立てる。
誰のためでもない。僕のために。
それが結果的に、誰かを救う力になると信じている。