僕がサイドFIREを目指す理由は、お金のためじゃない。
心の余裕と、自分らしく働ける自由を取り戻すためだ。
体調不良でも休めない社会、気を使い続ける人間関係、
意味のない業務命令に従わなければならない職場──。
それでも生きていくために働き続ける日々の中で、
「嫌なら辞めてもいい」と思えるだけの余裕を持ちたい。
そう思ったのが、僕のサイドFIREの原点だ。
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僕がサイドFIREを目指す理由
サイドFIREとは、完全リタイアではなく、
生活費の一部を資産運用でまかないながら、自分のペースで働く生き方だ。
僕にとっては「逃げ」ではなく、「選択肢を増やすための戦略」。
以下に、僕がこの生き方を目指す理由を整理したい。
体調不良でも休めない社会への違和感
僕がサイドFIREを目指す理由のひとつは、
体調を崩しても素直に休めない社会に違和感を覚えたからだ。
本来なら、自分の身体を第一に考えるのが普通だと思う。
けれど僕は、いつも「迷惑をかけてしまう」と自分を責める。
「自己管理が足りなかった」「期待に応えられなかった」──そうやって。
だからこそ、働かなくても一時的に休める自由がほしい。
その余裕が、心の健康を守るための最低限の“セーフティライン”だと思う。
人間関係に疲れるから
僕は、職場の人間関係にとても疲れてしまうタイプだ。
雑談をしても、変なことを言ってしまわないか気になって、相手の顔色を伺う。
正直、淡々と作業して、1日のノルマが終わったら静かに帰る──
それだけでいい。
けれど現実の職場では、空気を読むことや無駄な会話が「協調性」とされる。
僕にとってそれは、ただ消耗する時間だった。
上司や同僚の作戦が曖昧で「?」と思うこともある。
穴を掘っては埋めるような仕事を、
「上の命令だから」とやらされるのは苦痛だ。
命令されるのが嫌なわけじゃない。
ただ、妥当性のない命令を受け入れられないだけだ。
サイドFIREを目指すのは、
そんな人間関係や理不尽から少し距離を置いて、
静かに、自分の仕事に集中したいから。
働かないおじさんになりたくない
僕がもう一つ怖いのは、働かないおじさんになることだ。
これは他人への批判じゃない。
自分がそうなる未来を恐れている。
組織に長くいれば、どこかで頭打ちになる。
そして、居場所を守るためだけに居続ける──。
それが僕にとって一番つらい未来だ。
だから、自分の能力や役割が通用しなくなる前に、
「その世界から離れる準備」をしておきたい。
サイドFIREは、そのための出口戦略でもある。
自分が幸せであることを最優先にしたい
僕は、まず自分が幸せであることを最優先にしたい。
「家族のため」と言えば聞こえはいいけれど、
自分がすり減ってしまえば、誰も幸せにできない。
人に優しくするためには、まず自分に余裕が必要だ。
その余力は有限だから、
僕はまず自分を整えることに時間とお金を使いたい。
心が落ち着き、笑える余裕を持てたとき、
ようやく身近な人に優しくなれる。
サイドFIREを目指すのは、
その「余裕の再分配」をできる状態になりたいからだ。
嫌なら辞めてもいいと思えるようになりたい
「嫌なら辞めろ」と言われたことがある。
その言葉に、僕は救われた気がした。
確かに、嫌なら辞めていいんだなって。
でも同時に、生活を人質に取られているような現実もある。
ローン、家族、生活費──。
そう簡単には辞められない人も多い。
それでも、あの言葉はまっすぐで誠実だと僕は思う。
だから僕は、もし辞めるときが来たら、
「嫌だから辞めます」と素直に言いたい。
サイドFIREを目指すのは、
「嫌なら辞める」という当たり前の選択を恐れずにできるようになるためだ。
「いざ」という時のための選択肢を持ちたい
人生は予想外の連続だ。
仕事が合わなくなったり、体を壊したり、
家族の事情で働けなくなることもある。
サイドFIREは、そんなときに「選択肢を持っている状態」だと思う。
すぐに辞める必要はないけれど、
「いつでも辞められる」という選択肢があるだけで、心が軽くなる。
自分のペースで働きたい
僕は、朝の満員電車や意味のない会議よりも、
もっと自分らしい働き方をしたい。
成果を出すよりも、空気を読むことに疲れた。
サイドFIREは、働く時間を減らすためじゃなく、
自分で働き方を選ぶための仕組みだ。
仕事をコントロールできることこそ、本当の自由だと思う。
FIREという生き方を知り、ワクワクした
FIREという生き方を知ったとき、
最初は「羨ましい」と思った。
でも同時に、「あぁ、面白い目標(ゲーム)があるじゃん」とも思った。
人生に目標を見失っていた時期に、
「FIREを達成する」というのは、
戦略を立て、試行錯誤しながら挑む人生ゲームのように感じた。
達成難易度もそこそこ高い。
だからこそ、気づいた人だけが挑戦する。
僕はその挑戦にワクワクしている。
サイドFIREは、僕にとって「逃げ道」ではなく、
「次のステージへ進むための挑戦」だ。
戦わない自由を手に入れるために
僕がサイドFIREを目指す理由をひとことで言えば、
「戦わなくても生きていけるようになるため」だ。
戦い続けるのではなく、
戦わなくても生きていける選択肢を持つ。
それが、僕にとっての“自由”であり、“自立”だと思う。
サイドFIREは、逃げるためではなく、
自分を守りながら生きていくための戦略。
僕は今日もその自由を手に入れるために、
少しずつ積み上げていく。
まとめ
- 僕がサイドFIREを目指すのは、お金のためじゃない。
- 心の余裕、自分らしい働き方、そして「嫌なら辞めてもいい」と思える自由。
- 戦うことを前提にしない人生を、自分の手で選びたい。

