こんにちは、いざです。

先日、保有していた米国高配当ETFをすべて売却しました。

この記事では、売却理由と今後の考えについてまとめました。

米国高配当ETFをやめた理由

売却したのは、次の3つです。

  • SPYD
  • HDV
  • VYM

手取りの受取金額は、およそ1,200万円強になる見込みです。

先に結論から言うと、高配当ETFが悪かったから売ったわけではありません。

むしろ、投資結果にはかなり満足しています。

配当金が入る楽しさもありました。

評価益も出ていました。

それでも売却した理由は、今の自分と家族には、インデックス投資をメインにしたシンプルな仕組みのほうが合っていると感じたからです。

僕は現在、地方在住・一馬力・家族3人で、45歳・資産5500万円のサイドFIREを目指しています。

そのために大切にしているのは、派手な投資ではありません。

  • 固定費を無理なく整える
  • オルカンでのんびり投資する
  • 家計簿で現実を見える化する
  • 家族に説明できる仕組みにする
  • 将来の取り崩しまで実際に試す

この方針に合わせて考えた結果、米国高配当ETFはいったん手放すことにしました。

この記事では、僕がSPYD・HDV・VYMをやめて、インデックス投資メインにした理由をまとめます。

※本記事は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

保有していた高配当ETFはSPYD・HDV・VYM

僕が保有していた米国高配当ETFは、次の3つです。

ETFざっくりした特徴
SPYDS&P500の中でも高配当な銘柄に投資するETF
HDV財務健全性を重視した米国高配当ETF
VYM米国の高配当株に広く分散するETF

どれも人気のある高配当ETFです。

実際、保有していて良かった点もたくさんありました。

  • 分配金が定期的に入る
  • 投資している実感がある
  • キャッシュフローが見える
  • 暴落時も配当があると少し安心できる
  • 資産形成のモチベーションになる

特に、初めて配当金を受け取ったときはうれしかったです。

「ああ、資産がお金を生んでいるんだな」

そう感じられました。

インデックス投資だけだと、資産額は増えていても、日々の生活が豊かになっている実感は持ちにくいです。

その点、高配当ETFは分配金が入るので、投資の成果が見えやすいです。

だから、高配当ETFそのものを否定するつもりはありません。

合う人には、とても合う投資だと思います。

ただ、僕の場合は続けていく中で、少しずつ違和感が出てきました。

SPYD・HDV・VYMはおすすめしない?僕には合わなくなった理由

SPYD・HDV・VYMが悪い商品だとは思っていません。

実際に、保有していたときは分配金が入る楽しさもありました。

ただ、今の僕には、

・ドル配当の管理
・円転のタイミング
・外国税額控除
・家族に説明する手間
・投資に使う時間

こうした部分が少し重く感じるようになりました。

だから、「おすすめしない」というより、僕の今の生活にはオルカン中心の方が合っていると感じています。

高配当ETFをやめた理由①|分配金管理が少し重くなった

一番わかりやすい理由は、分配金管理が少し面倒になったことです。

高配当ETFは、持っているだけで分配金が入ります。

これは大きな魅力です。

でも、その裏側では地味な管理が発生します。

僕の場合、次のような作業がありました。

  • ドルで分配金が入る
  • 円転するか考える
  • 円転タイミングを迷う
  • 為替レートを確認する
  • 使う口座へ資金移動する
  • ブログ用に記録する
  • 配当金の税金を確認する
  • 確定申告や外国税額控除を考える

ひとつひとつは小さいです。

でも、これがずっと続くと、僕には少し重く感じました。

ドル配当はうれしいけれど、地味に作業が多い

米国ETFの分配金は、基本的にドルで入ります。

ドルのまま再投資するなら、そのまま使えます。

でも、生活費や家計に使うなら円に替える必要があります。

そこで、こんなことを考え始めます。

  • 今、円転していいのか
  • 為替が悪い気がする
  • もう少し待った方がいいのか
  • いくら円転するのか
  • 生活費口座へどう移すのか

この時点で、少し考えることが増えます。

僕は、投資にあまり時間を使いたくありません。

相場を見続けるより、家族と過ごす時間や、自分の生活を整える時間を大切にしたいです。

だから、分配金が入る喜びよりも、管理する手間の方が気になるようになっていきました。

外国税額控除も「放置投資」とは少し相性が悪かった

もうひとつ大きかったのが、外国税額控除の手間です。

米国ETFの配当金は、米国で税金が引かれたあと、日本でも課税されます。

その二重課税を調整する制度として、外国税額控除があります。

ただし、控除を受けるには確定申告が必要です。

税金に詳しい人なら、それほど苦ではないかもしれません。

でも、僕はできるだけ投資をシンプルにしたいです。

毎年、配当金や外国税額控除を確認して、申告の手間をかける。

この流れが、自分の目指す「放置投資」とは少しズレていると感じました。

もちろん、外国税額控除を使えば税金面で有利になる場合があります。

でも僕は、最終的にこう考えました。

多少の効率より、迷わず続けられる仕組みを優先したい。

これが、米国高配当ETFを手放した大きな理由です。

参考:国税庁「No.1240 居住者に係る外国税額控除」

外国で所得税に相当する税金を納付する場合、一定の控除限度額の範囲で外国税額控除を受けられる制度があります。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1240.htm

確認日:2026年6月6日

高配当ETFをやめた理由②|インデックス投資の出口戦略を試したくなった

2つ目の理由は、インデックス投資の取り崩しを実際に試したくなったことです。

インデックス投資では、よくこう言われます。

  • 長期で積み立てる
  • 分散して持ち続ける
  • 最後は必要な分だけ取り崩す

ここまでは、多くの人がイメージしやすいと思います。

でも、実際に難しいのは「出口」です。

つまり、増やした資産をどう使うかです。

資産形成は、買って終わりではありません。

いつかは使う必要があります。

老後資金として使うかもしれません。

サイドFIRE後の生活費に使うかもしれません。

家族のために使うかもしれません。

だから僕は、インデックス投資を積み立てるだけでなく、取り崩す練習も必要だと感じました。

配当金ではなく、自分で取り崩す練習をしたい

高配当ETFは、分配金が自動で入ってきます。

これは分かりやすいです。

自分で売却しなくても、お金が入ります。

一方で、インデックス投資は基本的に自分で売却します。

必要な金額を決めて、必要な分だけ取り崩す。

この作業に慣れておかないと、将来いざ使う場面で怖くなると思いました。

たとえば、資産が3000万円、4000万円、5000万円と増えても、使えなければ意味がありません。

画面上の数字だけ増えても、生活が整わなければ、心の安心にはつながりにくいです。

だから僕は、少額でもいいので、今のうちから取り崩しに慣れたいと考えました。

4%ルールを現実の生活で検証したい

FIREや老後資金の話では、よく「4%ルール」という考え方が出てきます。

ざっくり言うと、資産の一定割合を毎年取り崩しても、資産が長持ちしやすいという考え方です。

ただ、これはあくまで研究やシミュレーションをもとにした考え方です。

実際の生活では、もっといろいろなことが起きます。

  • 相場が下がったときに売れるのか
  • 毎月の取り崩し額に満足できるのか
  • 定額と定率のどちらが合うのか
  • 証券会社の自動売却は使いやすいのか
  • 家計にどう組み込めるのか
  • 暴落時にどんな気持ちになるのか

これは、やってみないと分かりません。

そこで僕は、オルカンを使って自動売却の検証を始めました。

現在は、SBI証券と楽天証券でそれぞれ100万円ずつ使い、定額と定率の取り崩しを比較しています。

  • SBI証券:オルカン100万円を定額取り崩し
  • 楽天証券:オルカン100万円を定率取り崩し
  • 楽天は年3.6%、毎月0.3%のイメージ
  • 期間は2025年〜2027年の約3年間
  • 毎月15日頃に自動売却
  • 資産残高、取り崩し額、手間、気持ちを記録

この検証を続けるためにも、投資方針をインデックス投資中心に寄せた方が自然だと感じました。

関連記事:
オルカン自動売却で4%ルールを検証|定額と定率を比較

高配当ETFをやめた理由③|家族に残す仕組みをシンプルにしたかった

3つ目の理由は、家族に残す仕組みをシンプルにしたかったことです。

僕には妻と娘がいます。

投資は自分だけのものではありません。

もし自分に何かあったとき、残された家族が資産を管理する可能性があります。

そのとき、資産の中身が複雑だと負担になります。

たとえば、こんな状態だったらどうでしょうか。

  • 米国ETFが複数ある
  • ドル配当が入る
  • 円転が必要
  • 外国税額控除がある
  • 投資信託もある
  • iDeCoもある
  • 企業DCもある
  • 子どもの口座もある
  • 妻のNISAもある

自分では分かっていても、家族にとっては分かりにくいかもしれません。

だから僕は、できるだけ説明しやすい形にしておきたいです。

オルカン中心なら、説明はかなりシンプルです。

  • 世界中の株式に投資している
  • 基本的には長く持つ
  • 必要になったら少しずつ売る
  • 毎月の家計と資産推移を見ながら調整する

このくらいなら、家族にも共有しやすいです。

僕は、資産を残すこと自体は悪いことではないと思っています。

でも、残し方を間違えると、資産が家族の負担になることもあります。

だからこそ、投資方針はできるだけシンプルにしたいです。

自分が納得できるだけではなく、家族にも伝えやすいこと。

これも、僕がインデックス投資メインにした理由です。

関連記事:
新NISAはオルカン一本でいい?僕がS&P500ではなく全世界株式を選んだ理由

高配当ETFをやめた理由④|投資に使う時間を減らしたかった

4つ目の理由は、投資に使う時間を減らしたかったことです。

投資は大切です。

でも、人生の主役ではありません。

投資のために、毎日相場を見て、配当金を確認して、為替を気にして、税金を考える。

それが楽しい時期もありました。

でも今は、そこまで投資に時間を使わなくてもいいかなと感じています。

僕が大切にしたいのは、次のような時間です。

  • 家族と過ごす時間
  • 子どもの成長を見る時間
  • 家計簿を整える時間
  • ブログを書く時間
  • 体と心を休める時間
  • 何もしないでぼーっとする時間

お金は大事です。

でも、お金のことを考えすぎて、今の生活が苦しくなるのは本末転倒です。

だから、投資はできるだけ仕組み化したいです。

  • 毎月自動で積み立てる
  • 必要なら自動で取り崩す
  • 家計簿で全体を見る
  • 資産推移を月1回確認する
  • 方針はあまり変えない

このくらいが、今の僕には合っています。

米国高配当ETFは魅力的でした。

でも、僕にとっては少し「管理する投資」でした。

これからは、もう少し「放っておける投資」に寄せていきます。

関連記事:
放置投資で心を整える。|相場を見ない、焦らない、比べない生き方

高配当ETFとインデックス投資の違い

ここで、高配当ETFとインデックス投資の違いを整理しておきます。

比較項目米国高配当ETFインデックス投資
お金の受け取り方分配金が入る必要な分だけ売却する
実感配当が見えて分かりやすい増えても実感は薄め
管理ドル配当・税金・円転がある積立と売却が中心
税金外国税額控除を考える場面あり投資信託なら比較的シンプル
家族への説明少し説明が必要伝えやすい
向いている人配当金の見える安心感がほしい人シンプルに長く続けたい人

どちらが正解という話ではありません。

高配当ETFには高配当ETFの良さがあります。

インデックス投資にはインデックス投資の良さがあります。

大切なのは、自分と家族に合う形を選ぶことです。

僕の場合は、今の生活や今後のサイドFIRE計画を考えると、インデックス投資を中心にする方が合っていました。

今後はオルカン中心で「自分ねんきん」を検証する

今後は、オルカン中心のインデックス投資を軸にします。

特に試していきたいのは、自分ねんきんのような仕組みです。

自分ねんきんとは、僕の中ではこんなイメージです。

  • 投資信託を積み立てる
  • 一定額まで育てる
  • 必要な分だけ自動で取り崩す
  • 家計にゆるく組み込む
  • 生活の安心感につなげる

会社員として働き続けるだけではなく、資産からも少しずつ生活費を出す。

足りない分は、仕事やブログなどで補う。

そうやって、会社への依存度を少しずつ下げていく。

これが、僕の目指しているサイドFIREの形です。

そのためには、資産を増やすだけでなく、使う練習も必要です。

インデックス投資は、積み立てて終わりではありません。

最後は使ってこそ、暮らしを助ける仕組みになります。

だから、毎月の家計簿や資産公開とあわせて、3.6%取り崩しの記録も続けていきます。

関連記事:
オルカン自動売却の結果まとめ|4%ルール検証
※作成後にリンクを入れます。

高配当ETFに戻る可能性はある?

高配当ETFをすべて売却しましたが、今後二度と買わないと決めたわけではありません。

将来、また考え方が変わる可能性はあります。

たとえば、こんな状況になれば、高配当ETFを一部持つ選択もあるかもしれません。

  • 資産が十分に増えた
  • 配当金を楽しむ余裕ができた
  • 税金や管理の手間を負担に感じなくなった
  • 家族にも仕組みを共有できた
  • インデックス取り崩しと配当金を組み合わせたくなった

投資方針は、一度決めたら絶対に変えてはいけないものではありません。

家族構成、収入、資産額、働き方、気持ち。

いろいろな変化に合わせて、少しずつ調整していけばいいと思っています。

ただ、現時点では、僕は高配当ETFよりもインデックス投資をメインにします。

理由はシンプルです。

管理しやすくて、家族に伝えやすくて、取り崩し検証につなげやすいから。

今の僕にとっては、この形が一番しっくりきています。

まとめ|やめた理由は、もっとラクに続けるため

今回は、僕が米国高配当ETFをやめて、インデックス投資メインにした理由をまとめました。

理由は次のとおりです。

  • 分配金管理が少し重くなった
  • ドル配当、円転、記録、税金の手間があった
  • 外国税額控除の確認や申告が面倒に感じた
  • インデックス投資の出口戦略を試したくなった
  • 4%ルールや3.6%取り崩しを実際に検証したくなった
  • 家族に残す仕組みをシンプルにしたかった
  • 投資に使う時間を減らしたかった

高配当ETFを否定するつもりはありません。

分配金が入る安心感はあります。

投資している実感もあります。

人によっては、とても心強い投資先になると思います。

ただ、僕は今、もっとシンプルな仕組みを作りたいです。

オルカンを中心に積み立てる。

必要な分だけ取り崩す。

家計簿と資産推移で確認する。

家族にも説明できる形にする。

この方針で、45歳・資産5500万円のサイドFIREを目指していきます。

資産形成は、誰かと比べるものではありません。

自分と家族が、少しでも心穏やかに暮らせる仕組みを作るためのものです。

米国高配当ETFをやめたことも、そのためのひとつの整理でした。

これからは、インデックス投資の積み立てだけでなく、取り崩しのリアルも記録していきます。

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