完全FIREを選ばない理由|サイドFIREで生涯現役を目指す
「FIREを目指しているのに、これからも働きたいの?」
そう思われるかもしれません。
僕が目指しているのは、仕事を完全に辞める「完全FIRE」ではありません。
資産に生活を支えてもらいながら、無理のない範囲で働くサイドFIREです。
結論からいうと、僕にとって理想なのは、
働かなければ生活できない状態から、働かなくてもいいけれど、自分の意思で少し働く状態へ移ること
です。
生涯現役といっても、今の会社でフルタイム勤務を続けるという意味ではありません。
体調や家族の状況に合わせて、働く時間や内容を変えながら、できる範囲で社会との接点を持ち続けたいと思っています。
この記事では、僕が完全FIREではなく、サイドFIREで生涯現役を目指す理由をまとめます。
結論|僕が目指すのは「働かなくてもいいけれど、少し働く生活」

僕にとってサイドFIREは、仕事を辞めるためだけの仕組みではありません。
働き方を自分で選ぶための仕組みです。
今は、毎月の生活費を得るために会社で働く必要があります。
会社を辞めれば、給与がなくなります。
そのため、仕事がつらい時や家庭を優先したい時でも、簡単には働き方を変えられません。
サイドFIRE後は、この関係を少しずつ変えていきたいと考えています。
| 項目 | 現在 | 目指すサイドFIRE後 |
|---|---|---|
| 生活費 | 主に給与でまかなう | 資産と小さな労働収入でまかなう |
| 働く時間 | 会社の都合が中心 | 自分や家族の状況に合わせる |
| 仕事の目的 | 生活を守るため | 生活リズムや社会との接点を保つため |
| 収入 | 安定した給与が必要 | 少額でも構わない |
| 休む判断 | 収入や評価が気になる | 必要な時に休みやすい |
資産が生活の土台を支えてくれれば、仕事にすべてを合わせる必要がなくなります。
働ける時は働く。
家族を優先したい時は、仕事を減らす。
体調を崩した時は、しっかり休む。
そんな余白のある働き方を目指しています。
FIREの種類やサイドFIREとの違いは、FIREの種類をやさしく比較した記事でまとめています。
生涯現役は、フルタイムで働き続けることではない
「生涯現役」という言葉には、定年後も休まず働き続けるような印象があるかもしれません。
しかし、僕が考える生涯現役は少し違います。
僕にとっての生涯現役は、
自分のできる範囲で、誰かや社会と関わり続けること
です。
たとえば、次のような働き方があります。
- 週に数日だけ働く
- 短時間勤務を選ぶ
- ブログや発信を続ける
- 経験を生かした小さな仕事をする
- 家族の状況に合わせて仕事量を変える
- 体調が悪い時期はいったん休む
収入の金額や肩書きは、それほど重要ではありません。
「働いている人の方が偉い」とも思っていません。
長く休むことが必要な時期もあります。
僕自身、過去に心身のバランスを崩し、休職した経験があります。
だからこそ、無理をして働き続けることではなく、自分を壊さない範囲で社会との接点を残すことを大切にしたいと考えています。
休職から社会復帰するまでの経験は、適応障害で2度休職しても復職できた理由にまとめています。
僕が完全FIREを選ばない5つの理由

僕が完全FIREではなく、サイドFIREを選びたい理由は主に5つあります。
1.生活のリズムを保ちたいから
過去に休職した時、時間が増えれば心に余裕が生まれると思っていました。
もちろん、体調を整えるために休む時間は必要でした。
ただ、少しずつ回復してくると、予定のない日が続くことにも難しさを感じました。
起きる時間がずれる。
外に出る理由がなくなる。
考える時間が増えすぎる。
僕の場合、時間がありすぎると、思考が自分の内側へ向かいやすくなりました。
仕事がすべてではありません。
それでも、
- 朝起きる理由がある
- 決まった時間に行動する
- 誰かと会話する
- 小さな役割を持つ
こうしたことが、生活のリズムを整える助けになると感じています。
サイドFIRE後も少し働くことで、自由な時間を持ちながら、生活の軸も残したいです。
2.社会とのつながりを残したいから
会社員として働いていると、人間関係が負担になることがあります。
僕も、人間関係や評価に心を振り回されてきました。
そのため、会社との距離は少しずつ広げたいと思っています。
しかし、社会との接点をすべてなくしたいわけではありません。
仕事を通じて、
- 誰かと協力する
- 感謝される
- 新しいことを知る
- 自分の役割を感じる
こうした経験もできます。
会社だけに依存するのは苦しい。
一方で、誰とも関わらない生活も、僕には合わない気がしています。
だからこそ、会社に人生を預けるのではなく、自分で距離を調整しながら社会とつながる状態を作りたいです。
3.小さくても成長を続けたいから
完全FIREをすると、必ず成長が止まるわけではありません。
趣味や地域活動、家事、育児、勉強など、仕事以外にも成長できる場所はたくさんあります。
そのうえで僕は、仕事や発信を通じても、小さな挑戦を続けたいと思っています。
新しい知識を得る。
昨日より分かりやすい文章を書く。
誰かの役に立つ記事を作る。
できなかったことが、少しできるようになる。
大きな成果でなくても、この積み重ねが自分の前向きな気持ちにつながります。
資産を守ることだけが生活の中心になるよりも、少し働き、少し挑戦しながら暮らす方が僕には合っています。
4.資産を取り崩す不安を小さくしたいから
サイドFIRE後も労働収入があれば、生活費のすべてを資産から取り崩す必要はありません。
たとえば、年間生活費が350万円だったとします。
年間100万円を働いて得られれば、資産から取り崩す金額は250万円になります。
| 項目 | 労働収入なし | 労働収入100万円 |
|---|---|---|
| 年間生活費 | 350万円 | 350万円 |
| 労働収入 | 0円 | 100万円 |
| 資産から補う金額 | 350万円 | 250万円 |
少額の収入でも、資産の減り方は変わります。
相場が下落している時には仕事を少し増やし、相場が好調な時には家族との時間を増やす。
そのように調整できれば、資産額だけに心を振り回されにくくなります。
僕が欲しいのは、働かなくてもいいほどのお金だけではありません。
必要以上に戦わず、自分と家族を守れる選択肢です。
詳しくは、僕がサイドFIREを目指す理由|戦わない自由を手に入れるためにでも書いています。
5.子どもと一緒にお金の流れを考えたいから
親として、子どもに伝えたいことがあります。
それは、お金は何もしなくても湧いてくるものではないということです。
ただし、親が働いていなければ悪いという話ではありません。
働き方や家族の形は、それぞれ違います。
大切なのは、子どもとお金について話すことだと思っています。
僕は日常の中で、
働く → 受け取る → 貯める → 増やす → 使う
という流れを見せていきたいです。
少し働いて収入を得る。
将来のために一部を残す。
家族との体験にもお金を使う。
投資によって、お金にも働いてもらう。
こうした姿を通して、労働収入と資産収入の両方を伝えたいと思っています。
「一生懸命働き続けなければならない」ではなく、
お金の仕組みを整えることで、働き方は選べる
ということも伝えたいです。
完全FIREを否定しているわけではない
ここまで完全FIREを選ばない理由を書いてきましたが、完全FIREを否定しているわけではありません。
仕事以外にやりたいことがある人。
地域や趣味のつながりがある人。
自分で生活リズムを整えられる人。
十分な資産があり、取り崩しへの不安が少ない人。
そのような人には、完全FIREが合うかもしれません。
大切なのは、どのFIREが優れているかではなく、自分や家族が無理なく続けられる形を選ぶことです。
僕の場合は、完全に働くことをやめるよりも、負担を小さくしながら働き続ける方が安心できます。
それが、完全FIREではなくサイドFIREを選ぶ理由です。
完全FIREとサイドFIREのどちらが合うか考える質問
完全FIREとサイドFIREで迷っている場合は、次の質問を考えてみてください。
- 仕事がない日も、生活リズムを保てそうか
- 仕事以外に、社会とつながれる場所があるか
- 毎日の目的や役割を自分で作れるか
- 相場が下落しても、資産を取り崩し続けられるか
- 家族はFIRE後の生活をイメージできているか
- 収入がなくても、お金を使うことに抵抗がないか
- 本当に辞めたいのは仕事なのか、今の職場や働き方なのか
最後の質問は、特に大切だと思っています。
仕事そのものが嫌なのではなく、
- 長時間労働
- 人間関係
- 評価競争
- 転勤や出張
- 家族との時間不足
などが負担になっている可能性もあります。
働くことをすべてやめなくても、働き方を変えることで楽になるかもしれません。
サイドFIRE前に確認したい項目は、サイドFIRE前チェックリスト96選で詳しく整理しています。
僕が目指すサイドFIRE後の生活

僕が目指しているのは、豪華な暮らしではありません。
家族との時間を持ち、自分の心を守りながら、必要な分だけ働く生活です。
| 大切にしたいこと | 目指す状態 |
|---|---|
| お金 | 資産で基礎生活費の多くを支える |
| 仕事 | 収入額より、負担の少なさを優先する |
| 家族 | 必要な時に家族を優先できる |
| 健康 | 体調に合わせて仕事量を変えられる |
| 成長 | ブログや小さな仕事を続ける |
| 時間 | 今しかできない体験にも使う |
働ける時は、無理のない範囲で働く。
収入の一部を投資や家族との体験に使う。
家族に何かあれば、迷わず仕事を減らす。
自分の体調が悪くなれば、いったん立ち止まる。
このように、人生の状況に合わせて働き方を変えられる状態が理想です。
現在地と今後の資産計画は、地方一馬力・家族3人でサイドFIREを目指すロードマップで公開しています。
まとめ|サイドFIREは働き方を自分で選ぶための仕組み
僕が完全FIREではなく、サイドFIREで生涯現役を目指す理由は次の5つです。
- 生活のリズムを保ちたい
- 社会とのつながりを残したい
- 小さくても成長を続けたい
- 資産を取り崩す不安を減らしたい
- 子どもとお金の流れを考えたい
生涯現役といっても、無理をしてフルタイムで働き続けるわけではありません。
体調や家族の状況に合わせて、働く量を調整する。
必要な時には、しっかり休む。
そのうえで、できる範囲で役割や社会との接点を持ち続ける。
僕が目指しているのは、
働かなければならない人生から、働き方を自分で選べる人生へ移ること
です。
完全FIREとサイドFIREのどちらが正解かは、人によって違います。
僕にとっては、資産に支えてもらいながら、家族との時間と小さな仕事を両立するサイドFIREが、無理なく前へ進み続けるための選択です。
