仕事がつらい。

でも、休んだらお金が不安。

そんな気持ちで、無理を続けていませんか?

僕は30代で2回休職しました。

休職期間は、合計で7ヶ月です。

当時は、仕事のことも、お金のことも、家族のことも不安でした。

「このまま戻れなかったらどうしよう」

「収入が減ったら生活できるのかな」

「休む自分はダメなんじゃないか」

そんなことを、何度も考えていました。

でも、今だから思います。

本当に苦しいときは、まず休んでいいです。

そして、会社員には、働けないときに生活を支えてくれる制度があります。

この記事では、僕自身の休職経験をもとに、休職中のお金、傷病手当金、失業給付、退職前に確認したいことをまとめます。

休職の体験談を先に読みたい方は、適応障害で2度休職し、離婚危機を越えて社会復帰できた理由もあわせて読んでみてください。

※制度の内容は、勤務先・健康保険・退職理由・体調によって変わります。実際に申請するときは、会社の人事、加入している健康保険、ハローワーク、医師などに確認してください。

30代で2回休職した僕が、まず伝えたいこと

結論から言うと、休職は人生の終わりではありません。

僕は30代で2回休職しました。

合計で7ヶ月、働くことから離れました。

休職中は、前向きな気持ちばかりではありません。

むしろ、こんな気持ちがありました。

  • 何もできない自分がつらい
  • 家族に申し訳ない
  • お金が減るのが怖い
  • 復職できるか分からない
  • これからどうなるのか不安

でも、休んだからこそ、少しずつ回復できました。

休職は、サボりではありません。

甘えでもありません。

壊れそうな自分を守るための時間です。

体調を崩したときに病院へ行くように、心が限界に近いときも休むことが必要です。

僕がこのブログで大切にしている考え方は、無理しない・頑張りすぎない・比較しない|izablogで伝えたいことにもまとめています。

休職中のお金の不安を減らす3つの制度

仕事を休むとき、いちばん不安になりやすいのがお金です。

僕もそうでした。

ただ、会社員には、病気やケガで働けないときに使える制度があります。

代表的なのは、次の3つです。

制度主な場面ざっくり内容
傷病手当金病気やケガで会社を休むとき給与が出ない期間の生活を支える制度
雇用保険の基本手当退職後、働ける状態で求職するときいわゆる失業給付
受給期間延長退職後すぐ働けないとき基本手当を受ける時期を後ろに延ばす制度

大切なのは、制度は自分から確認しないと使えないことが多いという点です。

「知らなかった」で終わらせるには、あまりにも大きい制度です。

申請でもらえるお金全体を知りたい方は、申請すればもらえるお金一覧〖2026年版〗も参考にしてください。

傷病手当金

休職中にまず確認したいのが、傷病手当金です。

傷病手当金は、病気やケガで会社を休み、十分な給料を受けられないときに生活を支えるための制度です。

傷病手当金は、病気やケガで仕事を休み、給与が十分に受けられないときの生活を支える制度です。

出典:全国健康保険協会「傷病手当金|給付と手続き」(確認日:2026年6月21日)

たとえば、メンタル不調で医師から休養が必要と判断され、会社を休む場合などに対象になる可能性があります。

傷病手当金のポイントは、次のとおりです。

項目内容
対象健康保険の被保険者
条件病気やケガで仕事に就けないことなど
待期期間連続する3日間の休みが必要
支給開始4日目以降
支給期間通算1年6ヶ月
金額の目安標準報酬月額をもとに計算

専門用語が少し難しいですよね。

ざっくり言うと、傷病手当金は、休職中に給料が出ない場合の生活費を支える制度です。

ただし、満額の給料がそのまま出るわけではありません。

また、住民税や社会保険料の支払いが残る場合もあります。

そのため、休職前後では、次のお金をざっくり確認しておくと安心です。

  • 毎月の生活費
  • 住民税
  • 社会保険料
  • 住宅ローンや家賃
  • 保育料
  • クレジットカードの支払い

家計の全体像を整理したい方は、地方一馬力・家族3人の家計簿まとめも参考にしてください。

雇用保険の基本手当

退職後に働ける状態になり、求職活動をする場合は、雇用保険の基本手当があります。

いわゆる「失業給付」と呼ばれることが多い制度です。

基本手当は、失業した人が生活を安定させながら、再就職を目指すための給付です。

出典:厚生労働省「Q&A~労働者の皆様へ(基本手当、再就職手当)」(確認日:2026年6月21日)

ただし、ここで大事なポイントがあります。

すぐに働けない状態では、基本手当は受けられません。

基本手当は、働く意思と能力があり、求職活動をしているのに仕事に就けない人のための制度です。

病気やケガなどで、すぐに働けない場合は、別の手続きが必要になることがあります。

つまり、基本手当は次のような状態になってから使う制度です。

  • 体調が回復していて働ける
  • 求職活動ができる
  • ハローワークで手続きする

ここを間違えると、休むための制度なのか、働き始めるための制度なのかが分からなくなってしまいます。

すぐ働けないときの受給期間延長

退職後も体調が戻らず、すぐに働けない場合は、受給期間延長という手続きがあります。

基本手当は、原則として離職日の翌日から1年以内に受ける制度です。

ただし、病気やケガなどで30日以上続けて働けない場合、申請により受給期間を延長できることがあります。

30日以上続けて病気やケガで職業に就けない場合、申し出により基本手当の受給期間を最大4年間まで延長できます。

出典:ハローワークインターネットサービス「基本手当について」(確認日:2026年6月21日)

これは、とても大事です。

退職後に、こんな状態になることもあります。

  • まだ働けない
  • 求職活動どころではない
  • でも失業給付の期限が過ぎるのが怖い

このような場合は、ハローワークに相談してみてください。

体調が戻ってから、基本手当の手続きができる可能性があります。

休職・退職前に確認したいこと

苦しいときは、難しい手続きを考えるだけでもしんどいです。

だからこそ、ここでは最低限の流れだけをまとめます。

まずは病院で相談する

最初に大切なのは、病院で相談することです。

心療内科、精神科、内科など、症状に合わせて相談します。

「まだ大丈夫」と思っていても、次のような状態が続いているなら、早めに相談していいと思います。

  • 眠れない
  • 食べられない
  • 涙が出る
  • 出勤前に動けない
  • 仕事のことを考えるだけで苦しくなる

診断書が必要になる場合もあります。

無理に強い言葉で説明しようとしなくて大丈夫です。

  • 眠れているか
  • 食べられているか
  • 仕事に行こうとするとどうなるか
  • 家ではどう過ごしているか
  • いつからつらいのか

こうした事実を、できる範囲で伝えれば大丈夫です。

会社の休職制度を確認する

次に、会社の休職制度を確認します。

確認したいのは、主に次の点です。

確認すること見るポイント
休職できる期間何ヶ月まで休めるか
給与の有無休職中に給与が出るか
社会保険料会社経由で支払うのか
必要書類診断書が必要か
復職条件産業医面談などがあるか

会社によって制度は違います。

就業規則、社内ポータル、人事部への確認などで調べます。

ただ、心がしんどいときは、自分で全部やろうとしなくて大丈夫です。

家族や信頼できる人に、横で一緒に見てもらうだけでも負担が減ります。

傷病手当金の申請方法を確認する

傷病手当金は、会社や健康保険を通じて申請することが多いです。

一般的には、次のような流れになります。

  1. 申請書を用意する
  2. 自分で記入する
  3. 医師に記入してもらう
  4. 会社に記入してもらう
  5. 健康保険へ提出する

申請は1回で終わりではなく、休んだ期間ごとに申請することもあります。

ここは会社や健康保険によって扱いが違うため、早めに確認しておくと安心です。

退職を急がない

体調が悪いときは、こう思うことがあります。

「もう辞めたい」

「全部終わらせたい」

「会社と関わりたくない」

その気持ちは、とても自然だと思います。

でも、退職はできれば急がない方がいいです。

理由は、退職すると、お金と手続きの負担が増えることがあるからです。

  • 会社の休職制度が使えなくなる
  • 健康保険の扱いが変わる
  • 傷病手当金の継続給付に条件がある
  • 失業給付の手続きが必要になる
  • 国民健康保険や国民年金の手続きが必要になる

しんどいときほど、大きな決断は重く感じます。

だから、まずは、

退職より先に、休職と制度の確認。

この順番が大切だと思います。

僕が休職中に感じた不安

ここからは、少し僕自身の話です。

僕は30代で2回、合計7ヶ月休職しました。

休職中は、ずっと落ち着いていたわけではありません。

むしろ、不安の方が大きかったです。

お金が減る不安

いちばん現実的だったのは、お金の不安です。

給料が減る。

でも、生活費はかかる。

税金や社会保険料もある。

この不安は、とても大きかったです。

だからこそ、制度を知ることは大事だと思います。

制度を知るだけで、すべて解決するわけではありません。

でも、

「何もないわけじゃない」

「少し支えてくれる仕組みがある」

「確認する場所がある」

と思えるだけで、心の余白が少しできます。

家族に迷惑をかける不安

家族がいると、休職は自分だけの問題ではなく感じます。

僕も、こう考えていました。

  • 妻に迷惑をかけている
  • 子どもに申し訳ない
  • 自分がしっかりしないといけない

でも、今思うと、無理を続けて壊れてしまう方が、家族にとっても苦しかったかもしれません。

家族のために頑張ることも大切です。

でも、家族のためにも、自分を壊さないことは大切です。

戻れる場所がなくなる不安

休職すると、こんな不安も出てきます。

  • もう戻れないかもしれない
  • 会社でどう思われるだろう
  • キャリアが終わるんじゃないか

僕もそうでした。

でも、休職したからといって、すぐに人生が決まるわけではありません。

復職する道もあります。

転職する道もあります。

働き方を見直す道もあります。

休んでいる最中に、すぐ答えを出さなくて大丈夫です。

まずは、眠る。

食べる。

散歩する。

病院に行く。

家族と少し話す。

そのくらいの小さな一歩でいいと思います。

休職は逃げではなく、回復のための時間

僕は、休職を経験して思いました。

休職は、逃げではありません。

回復するための時間です。

仕事を続けることだけが正解ではありません。

すぐに復職することだけが正解でもありません。

退職することが負けでもありません。

大切なのは、今の自分をこれ以上壊さないことです。

働くことも大事です。

お金も大事です。

家族も大事です。

でも、その土台にあるのは、自分の心と体です。

そこが崩れているときは、立て直す時間が必要です。

厚生労働省の「こころの耳」では、働く人や家族向けに、電話・SNS・メールで相談できる窓口が案内されています。

出典:厚生労働省「こころの耳の相談窓口」(確認日:2026年6月21日)

本当に苦しいときは、この記事を読むことよりも、まず誰かに助けを求めてください。

  • 家族
  • 友人
  • 医師
  • 会社の人事
  • 産業医
  • 公的な相談窓口

頼る先は、ひとつでなくて大丈夫です。

まとめ:苦しいときは、制度を使って休んでいい

最後に、この記事の内容をまとめます。

不安確認したいこと
休職中のお金が不安傷病手当金
退職後に働けるか不安雇用保険の基本手当
退職後すぐ働けない受給期間延長
会社に戻れるか不安休職制度・復職制度
心が限界に近い医師・相談窓口

僕は30代で2回、合計7ヶ月休職しました。

そのときは、先のことが見えませんでした。

でも、休んだからこそ、少しずつ立て直せました。

苦しいときは、無理に前向きにならなくて大丈夫です。

すぐに答えを出さなくて大丈夫です。

頑張れない日があっても大丈夫です。

まずは、休む。

次に、制度を確認する。

そして、少しずつ自分を助ける。

この記事が、今つらい人にとって、少しでも安心材料になればうれしいです。

休職後の体験談は、適応障害で2度休職し、離婚危機を越えて社会復帰できた理由にまとめています。

お金の不安を減らすための家計管理は、地方一馬力・家族3人の家計簿まとめでも記録しています。

これからの働き方やサイドFIREの全体像は、地方一馬力・家族3人で45歳サイドFIREを目指すロードマップも読んでみてください。

参考にした公式情報