結論からいうと、
『普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方』は、投資に時間を使いすぎたくない人に向いている本です。

投資で一発逆転を狙う本ではありません。

むしろ、

  • やることを減らす
  • 余計なことをしない
  • インデックス投資を続ける
  • できるだけ放置できる仕組みにする

こういう考え方に近い本です。

僕は今、オルカンをメインに投資しています。

S&P500も少しだけ持っていますが、メインではありません。

でも、最初からオルカン派だったわけではありません。

S&P500も買いました。

SPYD、VYM、HDVのような米国高配当ETFも買いました。

日本の高配当株も1株ずつ買っていました。

いろいろ試した結果、今はオルカン中心のシンプルな仕組みに落ち着いています。

この本は、そんな僕にとって、

「99点が取れるなら、それを再現すればいい」

と思わせてくれた本でした。

『普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方』とは?

まず、本の基本情報です。

項目内容
書名普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方
著者Hayato Ito
出版社日経BP
ISBN9784296001828

本書は、資産運用でやるべきことや考え方を、かなりシンプルにまとめた本です。

著者ページでは、本書について次のように説明されています。

本書は、資産運用で「やるべきこと」を述べる第1部と、なぜそれだけで99点を達成できるのかを説明する第2部、そしてよくある疑問や不安に答える第3部から構成されています。
出典:Hayato Ito「普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方」
https://hayatoito.github.io/2020/investing/
確認日:2026年6月22日

また、書籍紹介ページでは「やるべきこと」は1年に30分で完結する、という趣旨の説明もされています。

「やるべきこと」は1年に30分で完結、最高のリターンを得られる方法とは
出典:紀伊國屋書店「普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方」
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784296001828
確認日:2026年6月22日

この「1年に30分」という考え方が、僕にはかなり刺さりました。

投資は大事です。

でも、投資に人生を乗っ取られたくはありません。

家族との時間も大事です。

仕事との距離感も大事です。

ブログを書く時間も大事です。

だからこそ、投資はできるだけシンプルにしたい。

僕にとって投資は、人生をよくするための道具です。

投資そのものを、人生の中心にしたいわけではありません。

僕は最初からオルカン派だったわけではない

今でこそ、僕はオルカンをメインにしています。

でも、投資を始めたころは、オルカン派ではありませんでした。

きっかけは、2020年1月ごろです。

元三菱サラリーマンさんがセミリタイアしたことを知って、

「そんなことができるのか?」

と思いました。

そこから、いろいろ調べるようになりました。

その中で、両学長の発信にも出会いました。

そこで知ったのが、再現性の高い小金持ちという考え方です。

資産5000万円なら、特別な才能がなくても目指せるかもしれない。

そう思って、とりあえず証券口座を開設しました。

最初に買ったのは、今のようにオルカン一本ではありません。

  • S&P500
  • SPYD
  • VYM
  • HDV
  • 日本の高配当株

当時おすすめされていたものを、素直に買っていました。

日本の高配当株は、こびと株さんが展開されていたリストを見ながら、1株ずつちまちま買っていました。

今思うと、かなりミーハーです。

でも、当時の自分には必要な経験だったと思っています。

何も知らなかったからこそ、まずは動けた。

投資の世界に入るきっかけになりました。

投資を始めたころの考え方は、こちらの記事にもまとめています。

僕が投資を続ける理由|将来の不安を小さくするために

コロナ禍の赤字とナンピン買いはしんどかった

投資を始めた時期は、ちょうどコロナ禍でした。

毎日のように評価額が赤字になりました。

今なら、

「長期投資なら、下がる時期もあるよね」

と思えます。

でも、当時はかなりしんどかったです。

それでも、下がったら買う。

いわゆるナンピン買いをしていました。

ナンピン買いとは、価格が下がったときに追加で買って、平均購入単価を下げる方法です。

言葉にすると簡単です。

でも、赤字の画面を見ながら買い増すのは、なかなか苦しいです。

当時の僕は、投資を始めたばかり。

知識も経験も少ない。

それでも、なんとか続けていました。

この経験があったからこそ、今は思います。

投資は、始めることよりも、続けることのほうが難しいです。

投資情報を追いすぎて疲れてきた

投資を始めてから数年。

たぶん3年くらいたったころです。

だんだん、違和感が出てきました。

投資情報や本ばかり見ている。

SNSも見る。

YouTubeも見る。

あれもよさそう。

これもよさそう。

でも、気づくと少し疲れていました。

資産を増やしたいはずなのに、投資情報に振り回されている。

人生をよくするために投資を始めたはずなのに、投資のことで頭がいっぱいになっている。

これは、ちょっと違うなと思いました。

高配当株にも不満が出てきました。

配当金をもらえるのはうれしいです。

でも、封筒がたくさん届きます。

管理も必要です。

記録も必要です。

個人的には、セキュリティ面でも少し気になりました。

もちろん、高配当株が悪いわけではありません。

配当金をもらえる楽しさもあります。

向いている人には、かなり合う投資だと思います。

ただ、僕には少し手間が多かったです。

もっと簡単にしたい。

もっと放置できる仕組みにしたい。

そう考えていたときに出会ったのが、
『普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方』でした。

僕が投資ルールをシンプルにした理由は、こちらの記事にも書いています。

僕の投資ルールの決め方|迷わないための仕組み作り

99点が取れるなら、それでいいと思えた

この本を読んで一番よかったのは、
100点を狙わなくていいと思えたことです。

投資では、後から見れば正解がわかります。

「あのときS&P500に全力だったらよかった」

「あの個別株を買っておけばよかった」

「あのタイミングで一括投資しておけばよかった」

こういう答え合わせは、後からならできます。

でも、その時点で正解を選ぶのは難しいです。

だから僕は、未来を当てにいくより、続けられる仕組みを作るほうが大事だと思っています。

99点が取れるなら、それでいい。

その99点を、できるだけ再現したい。

この考え方は、僕にかなり合っていました。

僕は、もともとあまり深く考えたいタイプではありません。

よさそうなものを見つけたら試してみる。

話題になっているものがあれば気になる。

かなりミーハーなところがあります。

だからこそ、投資では仕組みで縛ったほうがいい。

オルカンを中心にする。

余計な商品を増やさない。

積立設定をして、できるだけ放置する。

これは、僕にとってのオルカン縛りです。

ちょっと変な言い方ですが、99点を再現するための縛りプレイだと思っています。

オルカン中心にした理由は、放置しやすいから

僕がオルカンをメインにしている理由は、成績を断言できるからではありません。

将来、オルカンがS&P500に勝つかどうかはわかりません。

むしろ、S&P500のほうが高いリターンになる可能性もあります。

それでも僕は、オルカンをメインにしています。

理由は、自分が放置しやすいからです。

S&P500をメインにすると、僕はたぶん考えてしまいます。

  • 米国だけでいいのかな
  • 米国以外が伸びたらどうしよう
  • でも、結局米国が強いのかな
  • オルカンに戻したほうがいいのかな

こうやって迷う時間が増えそうです。

それなら最初から、世界全体に投資する。

米国が強ければ、オルカンの中でも米国の比率は高くなります。

米国以外が伸びれば、その成長も取り込めます。

僕には、この形が合っています。

投資の成績だけで見れば、将来どちらがよかったかはわかりません。

でも、僕にとっては、迷わず続けられるほうが大事です。

新NISAでどこまで投資するかについては、こちらの記事にもまとめています。

300万円投資すれば十分?新NISAとの向き合い方

S&P500や高配当株を否定したいわけではない

ここは大事なので、はっきり書いておきます。

僕は、S&P500を否定したいわけではありません。

米国企業は本当に強いです。

S&P500をメインにする考え方も、かなり理解できます。

また、高配当株を否定したいわけでもありません。

配当金をもらえるとうれしいです。

キャッシュフローを感じられるのは、高配当株の魅力だと思います。

ただ、僕にはオルカン中心のほうが合っていました。

理由はシンプルです。

手間が少ないからです。

迷いにくいからです。

放置しやすいからです。

投資は、理論だけでは続きません。

自分の性格や生活に合っているかも大事です。

僕の場合は、いろいろ試した結果、オルカン中心の仕組みに価値を感じるようになりました。

新NISAとiDeCoの使い分けについては、こちらの記事でも整理しています。

新NISAとiDeCoの使い分け|剣と盾で考えるお金の守り方

金融庁の基本とも相性がいい

金融庁のNISA特設サイトでは、資産形成で知っておきたい考え方として、次の3つが紹介されています。

資産形成を行う上で知っておきたい、以下の3つの考え方を見てみましょう
・家計管理とライフプランニング
・主な金融商品
・長期・積立・分散投資
出典:金融庁「資産形成の基本:NISA特設ウェブサイト」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/invest/
確認日:2026年6月22日

僕が大事にしたいのも、ほとんどこれです。

  • 家計を整える
  • 無理のない範囲で投資する
  • 長期で続ける
  • 積立する
  • 分散する
  • できるだけ放置する

やることは地味です。

でも、この地味なことを続けるのが一番難しいと思っています。

投資だけを見ても、たぶん続きません。

家計が苦しいと、投資も苦しくなります。

固定費を整えて、無理なく投資できる形を作ることも大切です。

固定費の見直しについては、こちらの記事にまとめています。

固定費を見直して家計をラクにする方法

この本がおすすめな人

『資産運用で99点』は、こんな人におすすめです。

  • 新NISAを始めたばかりの人
  • オルカンかS&P500で迷っている人
  • 投資情報を追いすぎて疲れている人
  • 投資に時間を使いすぎたくない人
  • できるだけ放置できる仕組みを作りたい人
  • 個別株や高配当株を続けるか迷っている人
  • 100点を狙うより、再現しやすい方法を選びたい人

特に、

「投資は大事だけど、ずっと考え続けるのはしんどい」

という人には合うと思います。

僕もこのタイプです。

投資は大事です。

でも、投資以外の時間も大事にしたいです。

家族との時間も大切にしたいです。

毎日を楽しむことも忘れたくありません。

だから、投資は仕組み化して、できるだけ放置したい。

この本は、そんな考え方を後押ししてくれる本でした。

この本がおすすめしにくい人

逆に、次のような人には少し物足りないかもしれません。

  • 個別株で大きく増やしたい人
  • 毎日チャートを見たい人
  • 投資を趣味として楽しみたい人
  • 100点を狙う研究が好きな人
  • 短期間で大きく増やしたい人

この本は、派手な投資法を紹介する本ではありません。

どちらかというと、やることを減らすための本です。

投資の刺激を求める人には、合いにくいかもしれません。

でも、投資に疲れている人には、かなり合うと思います。

僕自身、投資情報を追いすぎて疲れていた時期がありました。

だからこそ、この本の「99点でいい」という考え方に救われた感覚があります。

まとめ:僕は99点を再現する縛りプレイを続けたい

『普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方』を読んで、あらためて思いました。

僕は、投資で100点を取りにいかなくていいです。

99点を取れるなら、それで十分です。

そして、その99点を再現したいです。

僕は、もともとオルカン派だったわけではありません。

S&P500も買いました。

SPYD、VYM、HDVも買いました。

日本の高配当株も1株ずつ買っていました。

コロナ禍で赤字になりながら、ナンピン買いもしました。

投資情報や本を追いすぎて、少し疲れた時期もありました。

その経験があったからこそ、今は思います。

僕には、オルカン中心のシンプルな仕組みが合っています。

周りの爆益を見ると、正直うらやましいです。

個別株で大きく増やしている人。

暗号資産で大きく当てた人。

米国株に集中して大きく伸ばしている人。

そういう人を見ると、

「いいなぁ」

と思うことはあります。

でも、僕はオルカン中心でいきます。

世界全体に分散する。

積立する。

余計なことをしない。

投資情報を追いすぎない。

家計を整える。

家族との時間も大切にする。

これは、僕にとってのオルカン縛りです。

派手ではありません。

爆発力もないかもしれません。

でも、続けられる。

放置できる。

そして、99点を再現できる可能性がある。

だから僕は、この少し変な縛りプレイを、ブログにまとめ続けています。

※本記事は個人の感想であり、特定の金融商品の購入をすすめるものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。投資判断は、ご自身の状況に合わせて行ってください。

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