S&P500を100万円売却|車に変えて気づいた投資する意味
こんにちは、いざです。
先日、保有していたS&P500の投資信託を100万円分売却しました。
使い道は、車の購入資金です。
100万円あれば、そのままS&P500で運用を続けることもできます。
10年、20年と持っていれば、さらに増える可能性もあります。
それでも今回は売却しました。
結論からいうと、僕は今回の売却を、
「100万円の資産を失った」のではなく、「100万円を車という価値に変えた」
と考えています。
投資する目的は、証券口座にできるだけ大きな数字を残して人生を終えることではありません。
いつか自分や家族のために使うために、今までお金を育ててきました。
今回は、その「使う」を実際にやってみた話です。
S&P500を100万円売却して車を買いました

今回、車を乗り換えることにしました。
購入したのは、スズキのスペーシアです。
これまで乗ってきた車は13年目。
半年後には車検も控えており、消耗品や修理費も増えてきました。
まだ乗ろうと思えば乗れるかもしれません。
一方で、これから先も修理費を払いながら乗り続けるのか、新しい車へ乗り換えるのか。
いろいろ考えた結果、今回は乗り換えることにしました。
その購入資金として、S&P500を100万円分売却しました。
投資信託を100万円売るのは少し怖かった
実際に売却するときは、やはり少し抵抗がありました。
100万円です。
コツコツ増やしてきた投資信託を、一度に100万円分売ります。
資産形成を長く続けていると、
- 売らずに持っていたほうがいいのでは?
- この100万円が将来もっと増えるのでは?
- せっかく増やした資産を減らしていいの?
と考えてしまいます。
投資を続けることには慣れてきました。
でも、投資したお金を使うことには、まだ慣れていません。
これは自分でも面白い感覚でした。
売却した理由は相場ではなく車が必要だったから
ここは大切だと思っています。
今回S&P500を売った理由は、
- 株価が上がったから
- そろそろ暴落しそうだから
- 円安だから
ではありません。
車を購入するために現金が必要だったからです。
僕は、相場を予想して投資信託を売ることは基本的にしません。
これから株価が上がるのか、下がるのかは分からないからです。
でも、投資したお金を一生売らないわけにもいきません。
必要になったときは、必要な金額を取り崩す。
これも長期投資の一部だと思っています。
相場を理由に売らない考え方については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
【内部リンク候補:円安・株高だから投資しない、売却するのはやめよう|相場を予想しない投資】
投資は「使うため」にしている
僕は投資が好きです。
資産が増えていくのを見るのも好きです。
でも、投資そのものを人生の目的にはしたくありません。
投資は、自分や家族の暮らしを良くするための手段です。
証券口座の数字を増やすことがゴールではない
資産1,000万円。
2,000万円。
3,000万円。
資産形成を続けていると、次の数字を目指したくなります。
3,000万円になったら4,000万円。
4,000万円になったら5,000万円。
5,000万円になったら1億円。
終わりがありません。
もちろん、資産が増えれば選択肢は増えます。
僕自身も45歳でのサイドFIREを目指して、これからも投資を続けます。
45歳・資産5,500万円を目指すサイドFIREロードマップも作っています。
ただ、資産額を増やすことだけが目的になってしまうと、
「いつ使うの?」
という問題が残ります。
証券口座の数字は、そのままでは車にもなりません。
家族旅行にもなりません。
自由な時間にもなりません。
どこかで現金に戻して、使う必要があります。
100万円が消えたのではなく価値が変わった
今回の売却で、証券口座から100万円分の投資信託が減りました。
数字だけを見るとマイナスです。
でも、100万円が消滅したわけではありません。
S&P500 → 現金 → 車
と、形を変えました。
つまり、
金融資産100万円を、今の生活で使える価値へ変換した
とも考えられます。
もちろん、車は時間とともに価値が下がります。
S&P500のように長期的な値上がりを期待して買うものでもありません。
でも、価値は売却価格だけでは測れません。
- 毎日の通勤に使える
- 家族で出かけられる
- 趣味にも使える
- 自分だけの時間を過ごせる
そうした価値を、これから何年も受け取れます。
S&P500を売らなければもっと増えたかもしれない

それでも、
「100万円をS&P500に残しておいたほうが得なのでは?」
と思う人もいるでしょう。
その考え方も間違っていません。
100万円を年5%で運用するとどうなる?
仮に100万円を年5%で運用できたとします。
| 運用期間 | 100万円の概算 |
|---|---|
| 現在 | 100万円 |
| 10年後 | 約163万円 |
| 20年後 | 約265万円 |
※年5%で一定に運用できたと仮定した単純計算です。実際の運用成果を保証するものではありません。
20年間運用できれば、100万円が約265万円になる計算です。
そう考えると、
「もったいない」
とも感じます。
僕もそう思いました。
機会損失だけ考えたら何も買えなくなる
でも、この考え方を突き詰めると何も買えなくなります。
100万円の車を買わずに投資。
30万円の旅行をやめて投資。
1万円の外食もやめて投資。
欲しいものは全部我慢して投資。
確かに金融資産は増えやすくなるでしょう。
でも、僕が作りたい人生はそれではありません。
未来のために投資しながら、今の生活にもお金を使う。
そのバランスを取りたいと思っています。
僕は以前から、これを「思い出の複利」という考え方でも整理しています。
将来のお金も大切です。
でも、今しか得られない価値もあります。
車に100万円を使って得られる価値

車は投資商品ではありません。
基本的には、買ったあと時間とともに市場価値が下がっていくものです。
それでも、僕にとっては必要なものです。
毎日の移動手段として使える
地方で暮らしている僕にとって、車は毎日の生活に欠かせません。
- 通勤
- 買い物
- 家族の用事
- 休日のお出かけ
ほぼ毎日のように使います。
だから僕は、車を単純なぜいたく品とは考えていません。
生活を支える道具でもあります。
家族との時間にも使える
車があれば、妻や娘といろいろな場所へ行けます。
近くの公園でもいい。
少し遠くへ遊びに行ってもいい。
旅行に行ってもいい。
車そのものが思い出になるわけではありません。
でも、車があることで生まれる体験はあります。
そう考えると、投資信託だった100万円が、これから家族との時間にも変わっていくことになります。
僕にとって車は「大人の秘密基地」でもある
もうひとつ。
僕にとって車は、ただ移動するためだけのものではありません。
一人になって、少し休んだり、考え事をしたり、趣味を楽しんだり。
そんな「大人の秘密基地」としても使いたいと思っています。
今回選んだスペーシアも、
「通勤するだけの車」
ではなく、
家庭と趣味の両方に使える車
にしていくつもりです。
金融資産には金融資産の価値があります。
車には車の価値があります。
どちらが正しいという話ではありません。
今の自分に必要なほうへ、お金の形を変えただけです。
「株高だから売る」と「必要だから売る」は違う

今回の記事で、特に伝えておきたいことがあります。
僕がS&P500を100万円売ったからといって、
「株価が高いときは一度売ったほうがいい」
という意味ではありません。
むしろ、相場を理由に売ることとは分けて考えています。
| 売却理由 | 僕の考え |
|---|---|
| 株高だから売る | 基本的にしない |
| 円安だから売る | 基本的にしない |
| 暴落しそうだから売る | 基本的にしない |
| 必要な支出があるから売る | 必要に応じて行う |
| サイドFIRE後の生活費として売る | 計画的に行う |
相場を予想して売った場合、その後さらに上昇する可能性があります。
そして、
「いつ買い戻すのか?」
という次の判断も必要になります。
僕はそうした判断をできるだけしたくありません。
だから普段の投資は、新NISAはオルカン一本にして、できるだけ放置する方針です。
一方で、
- 車を買う
- 住宅を買う
- 旅行をする
- 生活費として使う
という目的があるなら話は別です。
投資したお金は、いつか使うためのお金だからです。
資産を売る経験はサイドFIREの練習にもなる
今回100万円を売ってみて、あらためて感じました。
投資は、増やすより使うほうが難しいです。
増やすより使うほうが難しい
積立投資は、一度設定してしまえば自動化できます。
毎月買う。
長期間持つ。
できるだけ触らない。
シンプルです。
でも、取り崩しには心理的な抵抗があります。
- せっかく増やしたのに
- もう少し持っていたら増えるかも
- 資産額が減るのが嫌だ
そんな感情が出てきます。
僕自身も今回、100万円というまとまった金額を売って、それを実感しました。
以前、米国高配当ETFをやめてオルカン中心に戻した理由でも、インデックス投資の出口戦略を自分で試していきたいと書きました。
今回の100万円売却は、それをまとまった金額で実際にやったことになります。
オルカンの自動売却も同じ理由で続けている
僕は現在、SBI証券と楽天証券を使って、オルカンの自動売却も実際に検証しています。
オルカンを定額・定率で自動売却した結果も毎月公開しています。
目的のひとつは、
資産を取り崩すことに慣れるためです。
サイドFIRE後は、投資信託を少しずつ売って生活費に充てる予定です。
45歳になって突然、まとまった金額を毎月取り崩し始めるより、今のうちから売却を経験しておいたほうがいい。
そう考えています。
今回の車購入も、金額は大きいですが同じです。
資産形成の「入口」だけではなく、
出口を経験する機会
になりました。
資産額は減った。でも失敗したとは思っていない
S&P500を100万円分売れば、当然ながら運用資産は減ります。
資産公開だけを見れば、
「100万円分売却した」
ということになります。
でも僕は、それだけでは家計や資産を判断できないと思っています。
100万円を何となく浪費した。
100万円を自分や家族に必要な車へ変えた。
同じように金融資産が減っても、意味は違います。
だから今回の僕の中での整理は、
運用資産:100万円分を売却
そのお金:車という生活の価値へ変換
です。
資産形成をしていると、
「減らさないこと」
に意識が向きやすくなります。
でも、本当に大切なのは、
お金を使って何を得たか
なのだと思います。
まとめ|投資したお金を人生の価値へ変えていく

今回は、S&P500を100万円分売却して、車の購入資金にしました。
100万円をそのまま運用していれば、将来もっと増えたかもしれません。
その可能性はあります。
それでも僕は、今回売却しました。
理由はシンプルです。
投資したお金は、いつか使うためのお金だからです。
株高だから売ったわけではありません。
円安だから売ったわけでもありません。
相場を予想したわけでもありません。
今の生活に必要な車という価値へ変えるために売りました。
投資信託だった100万円は、これから、
- 毎日の通勤
- 家族とのお出かけ
- 趣味の時間
- 僕の「大人の秘密基地」
に変わっていきます。
証券口座の数字は減ります。
でも、人生の価値まで減ったわけではありません。
むしろ、
資産を人生の価値へ変えるために投資してきた。
そう考えれば、これも資産形成の一部だと思っています。
これからも投資は続けます。
そして必要なときには、ちゃんと使います。
僕が目指したいのは、死ぬときに一番お金持ちになることではありません。
お金を使って、自分と家族の暮らしを少しずつ良くしていくことです。
増やす力と、使う力。
どちらも身につけながら、45歳のサイドFIREを目指していきます。
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